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牛舎にて・・・ [2012べご=和牛]

朝に晩に牛舎で飼料を与えている。

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私が小さいときには、どこの家でも1、2頭は牛が居たが、
農業離れの時代に入り、今ではほとんど飼育されていない。
我が家も同様に数頭しか牛は居なかったが、
90年代初頭に米価が値崩れを起して以来、稲作のみでは経営が厳しくなったことがあり、
複合経営として牛(繁殖牛)を増やしてきて現在の親牛20頭となっている。

それゆえに2棟ある牛舎は昔からの小さく狭い、または増築で継ぎ接ぎ、
と決して作業のし易い建屋ではない。

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昔からの小さい牛舎は天井が低いので私の頭がぶつかりそうになり、
自然と猫背にならざるをえず、老化を早める原因かも(泣)。

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すでにこのブログでも幾度も述べたが、私は生き物が嫌いなので、
この資産価値を理解しているつもりで惜しいとは思っていたが、牛は止めるつもりであった。

しかし、政府のTPP参加表明で明らかに山間地での稲作経営の未来は厳しいと思われるし、
最近は安価な輸入中国米が飛ぶように売れているらしいので、この流れは止まらないだろう。
(しかし、あれだけ中国産の汚染問題などがあっても忘れたように飛びつく日本人は???)
そんな世の中を見ると稲作重点の経営は見直しをせざるをえず、
市場=消費地に遠い我が町での農業は和牛経営くらいしか生き残る道はないのかもしれない。
ここに至り、好きだ嫌いだと幼稚に言っていられる程、世の中は甘くないはず。

そんな中で2号が和牛経営を引き継ぐと決断したとあれば話は別だ。
暗い稲作の未来に見切りをつけて、好きではない和牛経営で生き残りを賭けるという感じか。

牛が好きではないと言っても、あのまま企業サラリーマンで出世したとしても、管理職という、
生産性に乏しい退屈な仕事のみに従事せざるをえないことを思えば、遙かにやり甲斐はある。
(まさにピーター博士が指摘の無能レベルで定年まで約20年も過ごすことになったかも・・・
 というか、今でも十分に無能レベルかもしれず、よく判らないが・・・)

まずは2号の援護射撃というスタンスで汗水流して働き、
うまく儲かれば会社も興せるかもしれないことは、男の生き方、夢ともいえるかも。

・・・などと最近考えている。
まずは “ 一生懸命に何でもやる ” という自分の取り柄も忘れないように。

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・・・とは思っても、全く解らない牛の世界に正直不安だらけだ。

オレ本当にやれるのかな?
いや、ヤルしかないのだ!
でも・・・
う~む・・・

チッ、歯切れ悪いぜオレ!

みんなドキドキハラハラと生きているはずなので負けられん。

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