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和牛の祭典in長崎への旅(1) 陣中見舞い [-2012旅行]

10/25(木)~29(月)の5日間にわたり5年に1度の、
第10回全国和牛能力共進会が長崎県のハウステンボスを主会場に開催された。
全国各県より選りすぐりの和牛全480頭が一堂に会する祭典で、
山形県は7頭の出品だが、その中の1頭として近所の例の牛おじさん=H氏が、
自身の長年の参加懇願が成就し、晴れて県代表となったで、
その応援、陣中見舞いとして私も出動してきたのだ。

ここ数ヶ月、早朝なぜに大勢で牛の散歩をしているのかと云うと、
実はこの大会へ参加するので調教訓練をしていたのであったのだったんだ。

H氏、スタッフは事前に現地入りしていたが、
H氏地元我が小国町より6名、置賜(米沢市、川西町)より6名の、
計12名の大応援団が結成されて、
27(土)~29(日)の2泊3日の計画で陣中見舞い+長崎観光ツアーなのだ。

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新潟空港より福岡空港へ飛び立ち、福岡よりレンタカーにて高速道で長崎へ向かう。

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人生初の九州上陸にわくわく♪する少年オヤジだが、直前に風邪をひいてしまい最悪↓
しかし地図でしか知らぬ地名を、今現実に踏破し目にしていると思うと、そんなことでも愉しい。

太宰府=天満宮、鳥栖商業=野球、久留米商業=野球、柳川=野球、大牟田=駅伝、
佐賀商業・佐賀北・佐賀学園=野球、白石=駅伝、佐世保実業=野球 ・・・などなど、
あれ?高校スポーツばかり (^_^)v

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あいにくの小雨模様だが、会場のハウステンボスへ到着すると自然と気分は高鳴る。
(ホントはバブリーなテーマパークの類いには全く興味は無いんだけど・・・)

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その大駐車場が会場となり、各県のブース、出店等が多く連なっている。

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雨の土曜日の午後3時頃なれば、それなりの人の数だ。

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各県のスタッフは、ジャンパー、帽子などのアパレルを統一して士気を高めているので、
“ 俺たちの牛こそ!” という感じの誇り、熱気がビンビンと伝わってくる。

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一般の人は入場禁止の厩舎へ、まさに陣中見舞いに向かう。
いましたよ、見慣れた例の姿格好のH氏が。

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「なんだ、お前も来てくれたのか? 自衛隊の人かと思ったぞ、アッハッハ!」
「・・・・・・」
私の、家政婦のミタよろしきダークグリーンの帽子より、そう思ったのだろう (-_- # )
全くあのオヤジ、普通の人なればただの冗談だが、あの人は真面目に言っているのだ。
昔からマイペース・マイワールドなので怖い。ここでも炸裂。
地元町原地区隣組代表の私への第一声がこれだもんなぁ・・・やれやれ (^_-)

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肝心の審査はこの日の午前に終了し、いつも我が家の前にお土産を落とす“みれかつ号”を労う。

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和牛産地の東北、山陰、九州の各県は25~30頭を出品するが、
どの県も意気揚々と誇示する熱気に溢れている。

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珍しい高知県は土佐のあかうし。初めて見る実物に少し感激。

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さて審査会場にて、現在も続いている審査の様子を見物する。

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入場、待機、退場と審査時にチョロチョロとしないように、事前に調教を行っていたわけだ。

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牛が紹介される度に、地元応援団から大歓声があがる。

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約1時間の1クールの見物が終了したことろで退散して、各ブース見物をする。

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まずは各県自慢の改良和牛のパンフレットを集めまくる。
これはサラリーマン時代の“セミコンジャパン”と何ら変わりなく懐かしい作業だ。

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また、農業関係業者や物品販売ブース巡りも愉しい。

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そんな約2時間で夕暮れとなり本日の会場ミッションが終了し、
その後はスタッフとの合同激励会なる呑み会が待っている。

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当初はスタッフ宿泊のハウステンボス真ん前のホテルが会場予定であったが、
毎晩、カニの食べ放題で飽きたのか何なのか、予定変更して佐世保駅前の居酒屋となった。
佐世保繁華街でも大会の旗がなびいている。

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米沢の銘酒?“なぜば成る” を持ち込み、まさに激励だ。

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雑魚屋(ざこや)の店名どおり魚が美味いが、ステーキも美味かった!
やはり高級牛肉は箸で切れるほどに柔らかく、まろやか~♪

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H氏は地元公民館などの呑み会では、いつも自慢の一句をひねりだし披露するクセがあるので、
私が例によって催促すると、いつものように「困ったなぁ」などと嬉しそうに立ち上がる・・・そして、

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明日ひかえ 今夜の宴はいつになく どこまでやれる 今は思いて

(ハイ拍手(・・||||rパンパンッパンツ)
ちなみに前置きまで原稿を書いてやんの・・・こーゆーところがいつものH氏だ (^^)

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明日の結果発表に向けての賑やかな激励会は予定どおり2時間弱で終了し、
ホテルの送迎バスで再びハウステンボス前へ戻る。

スタッフとお別れし、我々は約60km=約1時間離れた宿泊温泉宿へ移動する。
時間は21時前後、雨は降っているし、泥酔のバス移動も楽ではないが、
運転手は同行のJA職員=仲間なので気遣いを忘れては・・・
・・・が眠い、眠すぎるZZZZzzzzz・・・。

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・・・しばし意識を失ったようだが、ふと目を覚ますと前方の運転席で騒ぐ様子が伺える。
途中でナビが消えた! と。
そこで私のスマートフォンのGPSで現在地を確認すると、何ととんでもない場所にいる。
ハウステンボスから素直に北上し焼き物で有名な有田町、伊万里市を経由するのが、
一般的なルートであろうが、なぜか松浦市の松浦駅前に居るのだ!

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宿泊宿の福島温泉つばき荘がナビに表れなかったので電話番号は入力できたので、
それに従って走り続けたとのことだが、とんでもない遠回りだ。
最新データへ更新されていないことが原因だが、電話番号は読み取ったとは如何なることか?
何かしらの勘違いか間違いがあったものと推察される。

そこで助手席に乗る会長さんの、
スマホのナビにて温泉宿へ向かうことになり、私もナビを確認する。
ここからあと45分=予定の倍以上の時間を要する・・・ (T_T)

ところで、ここまで来る途中に近年高校野球で活躍する清峰高校の前を通過したらしい。
3年半前の春の選抜大会で、春夏通して長崎県勢初の優勝を飾った強豪校だ。
その優勝により鉄道の駅名も「清峰高校前」と改名したのだから素晴らしい (^_^)v

エース今村投手を擁し夏も期待されたが、
あっけなく県大会準々決勝で敗れたのも記憶に新しい。
その後の甲子園への道自体が遠いのも寂しい・・・
・・・と高校野球ファンはうんたらかんたら (^^)

・・・と、そんなマニアックなことを考えつつ、
スマホで道中を凝視し続ける。
この時に初めてスマホのナビを使ったが、
結構使えそうなことを確認する。これはイイ!

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やがて何とか温泉宿近くに辿りつくが、
ここでも左折位置を見逃して通過してしまい、
戻るべく切り返したはよいが、
なぜか早めに右折してしまい再び怪しい狭いクネクネ道へ入る・・・。
 「おかしいぞ、こんな狭い道!」
 「曲がりくねり、危ないんじゃね-か!?」
 「止めろ、戻れ!」
などなど車内は一種のパニック状態。
いよいよ獣道のような隘路を進めなくなってしまい万事休す・・・。
夜で視界も悪く、しかも雨、そして道端はたぶん奈落の崖・・・。
約200mのバックも難しいので無理矢理に切り返しを試みるので周囲がサポートする。
 「切って、切って、オーライ!」
 「あー切りすぎ、危ない!!!」
 「ぶつかる!」
 「危ない落ちる!!!」
などとパニック映画顔負けの展開が、
今まさに現実に目の前で繰り広げられているわけで、
私は内心「こんな所で崖から落ちて死にたくない!助けて!」
と切に願ってしまった (T_T)
到着残りわずか数百mでなぜにこんなことを・・・
・・・もう23時近くなのに。完全に酔いは覚めている。
(仕事で遅くのビジネスホテル入りはいざ知らず、
 温泉旅館への大遅刻は初体験かも。)

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何とか切り返しに成功してゆっくりと走り、
温泉宿入口を見つけて到着・・・長かった (-_-)

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ハウステンボス近くの宿泊は予約満席なので、
こんな遠くだが同じように宮崎の方々も居たようだ。
今回の祭典での経済効果は凄まじいことだろうし、
2年後に国体も控えているので絶好調かも。

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早朝からの移動に、
最後は倍の時間を費やした珍道中ドライブでぐったりと疲れていたが、
同部屋の先輩に「軽く呑むぞ」と気合いを入れられて付き合い、
就寝は午前1時前であった。
翌日に備えてようやく泥のように眠りについたのであったのだったん。
疲れた 。゜(゜´Д`゜)゜。。。。                  (つづく


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