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『伝え方が9割』 [-2020本(思想・啓蒙)]

せっかく良い考え、行動を起こしたとしても、
結局周囲に伝わらなければ惜しいので、そんなノウハウ論を。

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「ゴミを捨てるな」 → 「ゴミを捨てるあなたをみんなは見ています!」
「自転車放置厳禁」 → 「ここに自転車を置くと盗まれます」
「ぜひご参加下さい」 → 「他の方はともかく、○○さんには参加して欲しい」
「残業してくれ」 → 「○○さんが段取った仕事は、後のみんなが助かるんだよなぁ」
「ここのラーメンは美味い」 → 「あの行列店が不味く感じるほど、ここのラーメン旨し!」

・・・などなどの言い換えはトレーニング次第とのことだ。
日常会話で自然と言えるには時間が掛かろうが、
ちょっとした文の作成時には工夫できるかもしれない。
頭を柔らかく、硬直化一途のボケ防止の一助に!

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伝え方が9割

伝え方が9割

  • 作者: 佐々木 圭一
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2013/03/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


本書中で「強いコトバ」を作る技術のひとつの、
「ギャップ法」の説明の中で紹介されていた印象的な文章を紹介する。

アメリカのボブ・ムーアヘッドという牧師が書いたとされる文章だ。
数々のギャップ法が連続し、これでもかというほどに心に揺さぶりをかける!


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この時代に生きる 私たちの矛盾

ビルは空高くなったが 人の気は短くなり
高速道路は広くなったが 視野は狭くなり
お金を使っているが 得る物は少なく
たくさん物を買っているが 楽しみは少なくなっている

家は大きくなったが 家庭は小さくなり
より便利になったが 時間は前よりもない
たくさんの学位を持っても センスはなく
知識は増えたが 決断することは少ない
専門家は大勢いるが 問題は増えている
薬も増えたが 健康状態は悪くなっている

飲み過ぎ吸い過ぎ浪費し 笑うことは少なく
猛スピードで運転し すぐ怒り
夜更かしをしすぎて 起きたときは疲れすぎている
読むことは稀で テレビは長く見るが 祈ることはとても稀である
持ち物は増えているが 自分の価値は下がっている
喋りすぎるが 愛することは稀であるどころか憎むことが多すぎる

生計のたてかたは学んだが 人生を学んではいない
長生きするようになったが 長らく今を生きていない
月まで行き来できるのに 近所同士の争いは絶えない
世界は支配したが 内世界はどうなのか
前より大きい規模のことはなしえたが より良いことはなしえていない

空気を浄化し 魂を汚し
原子核を分裂させられるが 偏見は取り去ることができない
急ぐことは学んだが 待つことは覚えず
計画は増えたが 成し遂げられていない
たくさん書いているが 学びはせず

情報を手に入れ 多くのコンピュータを用意しているのに
コミュニケーションはどんどん減っている
ファースト・フードで消化は遅く
体は大きいが 人格は小さく
利益に没頭し 人間関係は軽薄になっている
世界平和の時代と言われるのに 家族の争いはたえず
レジャーは増えても 楽しみは少なく
たくさんの食べ物に恵まれても 栄養は少ない
夫婦でかせいでも、離婚も増え
家は良くなったが 家庭は壊れている

忘れないでほしい 愛するものと過ごす時間を
それは永遠には続かないのだ
忘れないでほしい すぐそばにいる人を抱きしめることを
あなたが与えることのできるこの唯一の宝物には 1円もかからない
忘れないでほしい あなたのパートナーや愛する者に
「愛している」と言うことを 心を込めて

あなたの心からのキスと抱擁は傷をいやしてくれるだろう
忘れないでほしい もう逢えないかもしれない人の手を握り
その時間を慈しむことを
愛し 話し あなたの心のなかにあるかけがえのない思いを分かち合おう
人生はどれだけ呼吸をし続けるかで決まるのではない
どれだけ心のふるえる瞬間があるかだ


ボブ・ムーアヘッド 原作
佐々木圭一 訳

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文章、コトバの力ここにあり。
農業編とか考えてみようかな (^^)

生産力があっても 減反で締め付けられて作ることはできない
品質が秀でていても 価格は自分では決められない
自由に輸出したくとも 規制でがんじがらめ ・・・

あれ? ただの愚痴? m( ̄∇ ̄)m
 

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