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『本当は明るいコメ農業の未来』 [-2020本(農業)]

米価は低迷、コメの消費量が減退し、
胃袋と口の数(人口)も減っていく日本。
一見して「コメ農業には将来がない」ように思えるが、
実際はまるで逆だ。
コメづくりに携わる農家は全体の6割を占めるが、
その多くは零細の兼業農家。
近年、この兼業農家の減少が勢いを増し、
農地が中大規模の稲作農業者・
農業法人に集積されつつある。
5年以内に必ず起きる「大量離農」を機に、
コメ農業はようやく「プロの時代」への一歩を踏み出す。

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とっくにプロのコメ生産者として経営を拡大し、
大量離農に備える農業者や流通や販売の大改革で、
それを支える企業や業者は国内外に少なくない。
彼らは、合理化・効率化で、
生産費を下げて競争力のあるコメづくりをおこない、
創意工夫と技術革新で「規模の経済の限界」を超え、
グローバルな視点で世界の日本米需要に応え、
消費者の嗜好に合わせた多彩なコメ商品を展開している。
「新コメ農業時代」の幕開けに先駆ける、
そうした事業者たちの活動を、
専門紙誌でコメの生産・流通・販売の現場を、
取材してきた著者がくわしく紹介。
そこには、たしかに将来性と希望のある、
コメ農業の姿が浮かび上がってくる。

しかし、明るいはずのコメ農業の未来を阻む事態が、
いま着々と進行している。
なくなるはずの「減反政策」が逆に勢いを増し、
「自由にコメをつくり、売れる時代」を約束したはずの国が、
現場のコメづくりを激しく操作しようとしているのだ。
その実態をあきらかにしたのが第一章。
コメをつくる生産者、流通や販売に携わる業者はもちろん、
コメを食べる消費者も知っておくべき、
2016年以降のコメ農業にふりかかりつつある、
「本当の危機」を見逃すな。

・・・「BOOK」データベースより

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書店で見かけて、
「まだこんなこと言ってやがる (--#) 」
と内心毒づきつつペラペラとめくる。
昨今の農政の批判と先進農業者の取組みが主だが、
興味深い指摘も見られたので買ってしまった。

やはりコメ農業は暗いと感じるばかり。
というかコメ農政なのだが。
ますます値下がりするは必定だ。

では、他力本願は払拭して、
自分は何をすべきか、出来るかを考えるのみ。


本当は明るいコメ農業の未来

本当は明るいコメ農業の未来

  • 作者: 窪田 新之助
  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2016/06/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




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