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和牛の祭典in長崎への旅(2) 会場満喫&友との再会 [-2012旅行]

その初日宿泊の福島温泉つばき荘の支配人は米沢市出身とのこと。
首都圏のヒルトンホテルからハウステンボス開業に伴い同地のヒルトンホテルへ移り、
現在に至っているとのことで、このような遠くの地での山形県ゆかりの人との出会いに、
妙な縁を感じるし、同時に何とも云えぬ親近感なども抱いてしまう。
そんな些細なことでも朝から何となく良い気分となり、今日一日も愉しく過ごせそうだ。

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昨夜はとんでもない遠回りをしたが、今日は車載ナビも快調、周囲も見えるので安心だ。
ところが、ハウステンボスまでいよいよ約6kmという市街地で、
ナビの指示に従わずになぜか道を間違ってしまう。

実はこの界隈は、私がサラリーマン時代に勤めていた会社の長崎事業所があり、
知り合いで住んでいる人も多いらしいのだ。
その長崎事業所にかつては小国の同じ部署で技術者として働いた友人Kくんが転勤していて、
いま間違えて走っているこの辺りは、どうもKくんのアパートの近くで生活圏のようなのだ。
そのKくんが今日ハウステンボスまで会いに来てくれるとのことで、
ひょっとしたら駅まで徒歩で向かう姿に出逢うかも、ときょろきょろと辺りを見回し探してしまう。
・・・ま、そんな偶然あるわけないか。

昨日はナビに従って大失敗、今日はナビに従わずに快走。
この怪しい関係はこの後も続き、今回の旅の波乱のアクセントとなるのである。

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雨模様の天気予報は見事に外れて暑いくらいの晴天となり、風邪気味の私には助かる。

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本日の予定は15時まで自由行動でバス駐車場へ戻ればよいとのことだ。
13時から1時間ほど昨日のH氏の審査結果発表があり、会場へ再登場するので、
その勇姿くらいは応援見物することが最低の義務で、あとはお構いなし。
そこでKくんにここで会うべく事前に連絡を取っていたので、約束時間まで出店巡りを愉しむ。

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通常はどこで売っているかも判らぬレアな商品群に、
せっかくの機会なれば何となく何かを買わなくては!とさせる雰囲気が怖いかも。

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チンピラやツッパリが御用達の刺繍入りマニアックガウンなどが微笑ましい。ちなみに1万円近く。

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日曜日ゆえか凄い人出の中、やがて待ち合わせ約束の時間となるが、
現地での場所指定とするが、携帯電話でやりとりしつつも、要領が悪くなかなか会えない!

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携帯電話を握りしめ、お互い彷徨うこと数分・・・ついに懐かしのKくんと5年ぶりに再開。
変わらぬ細身の体形と気さくな声は、時間も距離も一気に取り払おうものだ。
(しっかりと手土産まで準備していただきありがたい m(_ _)m その気遣いもまた彼の人柄)

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さまざまに語りあうことは尽きないが、せっかくの機会なれば美味いもので華を添えたい。
まずは私が今回どうしてもと狙う “ 土佐あかうしの牛串焼き ” へ突進だ。
あかうしは稀少種なので卸す店も非常に限られているらしいので、
日頃高知県へ行かない限りお目に掛かる機会はまず有り得ない。赤身美味し!!!(^^)d

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続いて名物 “ 角煮まんじゅう ” をその名店で味わう。これまた美味し!!!(^^)d

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やがて13時近くになったのでKくんを誘って審査会場へゆくが、
あまりの見物人の多さにより入場制限があるらしいが、危うく直前で何とか入れた・・・安堵。

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しかし、何とか入ったはよいが座る場所が見つからない!
キョロキョロと見渡し「あ、あの上段が空いている」、
と周囲の方々へ窮屈なところを申し訳なく無理に道を空けていただき、何とか上りたどり着くが・・・
なんと、そこは・・・報道席! (どおりで空いていたわけだ・・・)
カメラマンのオネーさんに冷たく追い払われて、再び無理に道を空けていただき下りる。
「何やってんだよ・・・」「邪魔なヤツら・・・」などと、
周囲の無言の冷たい視線と雰囲気を体全体にビンビンと感じながら背中は冷や汗 (>_<);
仕方無く土俵間際へしゃがんで陣取ることとしたが、あー恥ずかしかった (>_<);

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やがて第3区(若雌)の審査結果発表が始まり周囲の目はそちらへ移ったことだろう・・・安堵。
その対象33頭の中で、赤いジャンバーで目立つH氏も入場だ。

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運良く我々の目の前に並ぶ。まさに砂かぶり席だ。おしっことウンチは勘弁してほしいが。

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会場の応援も凄まじく、特に地元九州地区はいちいち大歓声だ。
この雰囲気は、まさに若者がAKB48やEXILEなどに熱狂する様子と本質的には何ら変わりない。

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その入れ込みようは、例えば名産地のひとつ岐阜県は、
今大会専用にペイントした大型バスなどを準備して会場入りしているところからも伺える。

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とにかく人も会場も熱い。私も先ほどまでの恥ずかしさの暑さも、完全に見物熱さに転換した。

そんな安堵感と熱い会場の雰囲気に染まり、思わず立ち上がり写真を撮ると、
ちょうど後ろを通り掛かったスタッフに、
「後ろの人の邪魔になるので立たないで!」 と注意を受ける (>_<)
・・・やっぱダメじゃん (T_T)

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さて、審査結果では、その33頭の順位をつけるべく場所をどんどん入れ替えて移動する。
前回も書いたが、その時も大人しく従うようにの牛の調教であったのだ。

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その結果は、特賞9頭?、1等賞20頭?、2等賞4頭?と分けられて、おのおの席次も決める。
特賞1、2席は本場宮崎牛のワンツーフィニッシュで、
我がH氏は1等賞5、6席目だったようで、まずは面子も保った立派な結果と云えたであろう。
まずはお疲れさまでした ♪

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審査会場を後にし、先ほど売り切れ入荷待ちの名物 “ 佐世保バーガー ” をいただく。
ご当地名物は全てやっつけるなりけり!

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せっかく来たのだから、全く興味が無いハウステンボスではあるが、入口まで行ってみる。
日曜日なので家族連れ、中国、韓国人ツアーなども多くて大混雑だ。

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ホテルオークラの裏のコテージ群は、実際に生活で住んでいる人もいるとのこと。
そういえば、「ハウステンボス町1」などと住所を見かけた。

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やがて時間となったので涙惜しみつつKくんと別れる・・・さらばまた会おうぞ (^^)/

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15時バス集合が、15時30分に記念写真撮影のために厩舎集合と変更連絡を受けていたので、
15時15分頃に歩き向かっていると、「みんな集まってるぞ、早く来い!」と電話が入る。
予定、計画もそうだが、時間もあってないようもので、振り回されて疲れるかも・・・(-_-)

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ようやく長いような、短いような共進会、ハウステンボスの時間は終わった。
ここで、お土産の長崎名物カステラなどを大量に買い宅急便で送ってやったが、
この旅行での私自身へのお土産は、
結局ここで買い求めた和牛系統解説書最新刊と夏場作業用のカウボーイハット。
・・・そんなこんなで応援、陣中見舞いの部は終了する。

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さてこの後は、お楽しみの長崎市内観光なのでガイド本を取り出して道中景色に熱視線!
長崎市に向かうには大村湾の西側と東側を通るルートがあるが、
計画書では西側ルートで、西海橋を通りコバルトブルーの海と緑の中をドライブらしい。

西海橋は架橋当時は東洋一のアーチ橋と称えられ、橋からは日本三大急潮として名高い、
伊ノ浦瀬戸が見え、うず潮が観覧できるらしいので愉しみだったのだ。

さて、ホテル駐車場より右折して向かうと思いきや・・・
運転手はナビをササッと操作し準備完了、ウインカーをカチカチと左へ・・・
「あれ・・・? なんで右折して西海橋へ行かないの?」
どうやら、どうでもよいらしい=どうでもよいから、そうなるらしい (-_- # )

私もどうしても西海橋に拘っているわけではないが、計画書にそのように記載されていれば、
それなりに愉しみをみつけて下調べしてきたわけであって、その行動には簡単には納得ゆかん。

まぁ、たぶん同行しているほとんどの人は長崎市へ宿泊すれば、
それでよい程度にしか思っていないのだろうから、私も気持ちを切替えてシフトチェンジだ。
そんな柔軟な姿勢こそが大人というものである。

しかし、私は移動は点から点の線というタイプでは無く、点を結ぶ線は面と考える忙しいタイプだ。
その大村湾東側の移動道中にも、いとも簡単にシフトチェンジで愉しみを見出した。
「では脱サラした企業の長崎事業所の街を感じてみよう」 と。
ひょっとしたら自分もここへ転勤の可能性が無かったわけでもないし、生活の香りは興味がある。

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小国からここへ転勤した人は多いし、逆にここから小国へ実習に来られた人々もいるので、
その地域を、空気を感じてみることも悪くはない。ふ~ん、なるほどねぇ。

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その後は、東そのぎICより長崎自動車道に入り一路長崎市を目指す。

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噂に聞いていた坂の街、長崎市内の様子は想像以上の狭い激坂の連続で驚く。
降雪が無く、凍結の心配も無いので約20%の勾配なども当たり前なのだろう。
またまたナビと運転間違いでホテルまでの道中にはドタバタがあったが、何とか到着。安堵。
ホテル前の景色のみでも満足の興奮を覚える。

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ここでも和牛関係者がいるし、韓国人ツアーも大勢いる模様だ。

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ひとっ風呂浴びて部屋のベランダで日本三大夜景を愉しむ。外でも暖かい。

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バイキング&90分飲み放題の懇親会で忙しいが、食堂の一角を占領し牛話で盛り上がる。

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2次会で街へ繰り出すよりも、通常は高層階ホテルへでも行かねば得られないこの夜景を、
普通に宿泊部屋から愉しみながら呑めることが最大のご褒美だ。長崎の夜に乾杯!
(もちろん、繁華街場末のカラオケで例の名曲を歌う野望も、いとも簡単に却下(^^) )

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今日も、久しぶりに友に再会したしで充実した一日となった。
そして百万ドルの長崎の夜景・・・明ければいよいよ歴史の街の観光が待っている。
私が行く先々は常に愉しい!とウキウキるんるん ♪ と床につくが、
明日もまたナビとガイドに散々に振り回されることを未だ知らない・・・おやすみ~♪      (つづく

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