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木こり親子 again (2) [2013仕事・作業]

「あ! そこを切ったら危ないじゃん!」
・・・ズ・ズ・ズ・ドドドドドォォォォォ!

「あ-!!!」

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今日は我が家の隣の小屋裏の朽ち果てつつある栗の木が、
敷地隣家へ枝落ちなどの被害を及ばさないうちに伐採だ。

最初にパワーショベルで根元の雪を掘る。

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倒す方向を決めて、よからぬ方向へ倒れないようにパワーショベルで支持だ。

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そして父親が職人技のチェーンソーで倒す。

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本体は途中の枝2本で支えられているために完全に倒れないでの、
そのうちの1本を切り出したが・・・。

私は他を見ていて、その切り出す様子の発見が遅れた。
「あ、そこを切ると本体は手前=父親の方へ倒れるのではないか!?」
と思った瞬間・・・

・・・ズ・ズ・ズ・ドドドドドォォォォォ!
「あ-!!!」

本体は見事に父親の方へ倒れてきて、
逃げようとした父親は雪に足を取られて転んでしまう。

「あ-下敷きになるうぅぅぅぅぅぅ!」

わずか数秒の出来事に、最悪の想像が頭を巡り、気持ちは一瞬で凍り付いてしまった。
・・・・・・・・。


・・・しかし神風が吹いたというか、仏様に護られているというか、
他の枝に支えられて本体は完全に倒れずに隙間が確保され、父親は無事であった。

その軽率と思える父親の作業と、目を離していた自分と、
様々に沸き起こる感情と思考がグッチャグチャとなり、
即座にひと言、二言、三言、いや十言も叫びたくなったが、
なぜか急激に冷静になり、言葉はしまい込んだ。

過ぎたことに対し不毛と思ったし、
では今後は、次回は、と先に思考が向いたからだ。

「とりあえず・・・今回は神様、仏様ありがとうございました。」

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悶々な気持ちを振り払いつつ、細断した枝を小屋の脇に寄せる。

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周囲は朽ち果てつつあるが本体は良好なので、
柱に製材するべくパワーショベルで引っ張り運搬する。

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そんな作業終了の脇を1、3号が小国駅へ向かったわけだ (^^)

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製材を待つ木たち・・・恩恵に与りまする <(_ _)>

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伐採を業者へ依頼すると10、20万もするのかな?
それが惜しくて父親が伐採したのだが、
悔いても悔いきれない高すぎる代償となるところであった (ノД`)

先日、農大の2号は牛と間瀬の間に、右手中指を挟まれて骨折したしで、
自営に事故・災害は最も注意を払うべきことだ。

まったく油断ならん。
日常の「慣れ」に流されず、「安全」のアンテナ感度は強く保持し続けなければ!   (了)


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