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視察2013・・・7月(1) 川西町S氏 [-2013視察研修]

緑に遊ぶ牛たちは、心が癒やされる牧歌的風景なりけり。

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さて、我が家の和牛経営であるが、来春農大を卒業予定の2号に任せるので、
私は知らなくとも良い、とは言えぬので勉強しなくてはならぬ。

書籍の知識のそれはそれ、実際に目で見て触れてこそと思い、
同じ繁殖和牛経営の川西町在住のSさん宅へお邪魔してきた。
Sさんは元置賜和牛改良組合会長(今年5月に退任)であり、
昨年長崎で開催された全国和牛能力共進会でご一緒した縁なのだ。
  → 和牛の祭典in長崎への旅(1) 陣中見舞い

またSさんは積極的に情報発信しているので、そんな姿勢にも共感する。
  → ホームページ Bikki Farm (下北牧場)
  → ブログ     Bikkiのまったりブログ
雪の残る頃より打診していたが、都合により先日ようやく訪問の機会となったわけだ。
それは誰かのお膳立ての視察研修では無く、自分で求める視察研修だ。


まず最初に清掃が行き届いた牛舎に案内して頂いた。
我が家もSさんも親牛20頭前後なれば同規模ゆえにイメージが掴みやすい。

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現在我が家には無い管理板。
何れ2号、私、父親が関われば「誰でも判る」=情報共有は最も大事なことだ。
これは企業時代のIT手法と同じなので具体的なイメージを抱きやすいが、
その「必要情報」とは?・・・だ。大いに参考フムフム・・・。

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続いて隣接する裏山の約4haの放牧場へ案内していた頂く。

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蒸し暑い中を約5分も上ると放牧中の牛たちに出くわす。

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我らの姿を見つけると全頭が一気に駆け下りて近寄ってくる様子は圧巻だ。

  → ダッシュ!

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子牛はジャージーのように日焼けで赤茶けている姿が可愛いかも (^▽^)~☆

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その後は自宅へお邪魔し、奥さま共々に、様々に話をした。

今回特にアドバイスを頂きたかったことは、
我が家が近いうちに考えている新築の牛舎構造についてだ。
それについては、「どのように飼育したいのか?」が最初にありきのこと。
大雑把には、現在同様な「繋ぎっぱなし」か、「ある程度自由に運動させるか」とのこと。
それにはもちろん立地・スペース=土地事情もあるし、他にも様々に教えを頂いた。

そこでよりイメージを掴み易いだろうとのことで、
同地区内で参考になる牛舎があるとのことで案内して頂いた。
(そこは私がよくロードレーサーで遠征する通り道沿いであったりする)

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パイプとビニールが主のローコスト構造で、
いたる箇所が自分で改造している様子が伺える。

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牛も育成ステージごとに分けられており判り易い=管理しやすいかも。

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舎内で自由に動き回れるが給餌にはスタンチョン(繋留具)だ。
  → 【参考】連動スタンチョンについて(ナスアグリサービス)
20代前半の若き主が、これらも幾つか自身で改造しているようだ。

その他も各種自作、改造のあとが伺えることも見逃せない。
う~む・・・後日状況に合わせて柔軟な改造が可能なような基礎構造にすべきかも。

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隣に我が町では見ない白黒クンがいたので参考に見学させて頂いた。
母体管理のための設備、仕組みが幾つか必須ゆえにお金は掛かる模様だ。う~む。

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次は玉庭地区の堆肥センターへ案内して頂いた。

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大プラントなので個人レベルでの参考とは云えないが、
堆肥処理も重要な課題なればイメージは掴み易い。

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その隣にも繁殖牛畜舎があり見学を。

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スペース内でぐるぐる周回できる構造だ。ふむふむ・・・。

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こちらも20歳台前半の若者が管理しており、その溌剌さが気持ち良く、
考えもしっかりしており、ただただ感心させられる。

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判らないことだらけで質問もままならない。
そんな状況で、ひとつ知ればふたつ質問はでてくる。
そのように少しづつ積み重ねてゆきステップアップを図りたい。

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雨予報ゆえに気楽に訪問したが、見事に外れて蒸し蒸しと暑いが仕事日和な日。
にも関わらず長い時間懇切丁寧にお付き合い頂き恐縮するばかり。
おかげで大変参考になりました <(_ _)>
Sさん、ありがとうございました m(_ _)m

また訪問させて下さい (^^)/


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