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青春18きっぷの旅2013(2) 草加→米原 [2013旅行]

見知らぬ土地での流れゆく車窓が好きだ。
クルマと異なりボケ~っとしていても先へ進むことは、ある意味で贅沢とも云える。

では本日もMUSICスタート! → 【MIDI】街角のカフェ

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さてチビたちを草加の1号の元へ送り届けた後は、
真っ直ぐ帰郷するほど律儀ではなく、常にブラブラと道草をくいたい私なれば、
青春18きっぷの残り2日分で行けるところまで行ってみたい (^^)

琵琶湖以東の中部地方で乗ったことのない大きなローカル線は、
長野市-長岡市の飯山線、豊橋市-辰野町の飯田線、岐阜市-富山市の高山本線、
そして東海道本線の富士市-名古屋市間というところで、
他は結構乗ったことのある路線の多さに自分でも驚いたりして ( ̄∇ ̄)

当初は、ただただ電車に乗りまくり姫路辺りまで進出してみようかとも考えたが、
さすがのそれだけでは飽きると想像されたので観光を組み込むこととし、
最終帰郷日のダイヤも考慮すると、どうも琵琶湖辺りが適当と目星をつけて、
時刻表や観光地の移動時間、入場時間をあれこれと調査、熟考だ。
そこで諏訪湖のマダムのところへ転がり込んでみようか、高山本線に乗ってみようか、
アレコレと思考を巡らせて浮気に次ぐ浮気で泥沼であったが、いよいよ決断だ。

王道の東海道本線を西進して、琵琶湖東部の彦根市まで行き、
北へ進路をとり、最終日の日程時間により日本海側の敦賀に宿泊することとする。
・・・では青春18きっぷの旅2日目の始まり始まり (^^)/

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狭苦しい1号のアパートに別れを告げ、5時半でも蒸し暑い東武鉄道の草加駅。

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約10分後のJR北千住駅から青春18きっぷが有効となり、一路東京駅を目指す。

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その東京駅では日曜日の6時半前なのに混雑するホームはさすがに国際大都市?

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余裕で6時34分沼津行き普通列車に乗り込むが、
一瞬の勝負に負けて希望の席に座れず、この日の今後の同様な展開を覚悟する。

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見慣れた品川、川崎、横浜、藤沢、小田原と進み、
昨年7月に出没した熱海にて、愉しかったあの時間を回顧しつつ、やがて沼津へ。

まるで通勤電車のような人の多さで、この後は延々と出入り口に立つこととなる。
じっくり景色を愉しむことが趣旨なので、立ちんぼもさほど苦ではない体育会系万歳。

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やがて車窓では直ぐ横に多くのクルマが行き交う道路と海が迫るが、
ここが富士市と静岡市清水へ至る由比の隘路で、R1と東名高速道だ。
地理が得意な私は地図、地形が頭の中に入っており、その実際の車窓確認が愉しい。

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静岡市、藤枝市、菊川市、掛川市、磐田市などでもそれぞれの風に触れる。
駿府城、掛川城など徳川家康関係の城にも垂涎ではあるが・・・(^▽^)

そしてこの東海道の、幾多の有名な大河を越えることにもアンテナはビンビン♪
富士川、安倍川、次の写真は時代劇でも有名=江戸時代に、
江戸(東京)と駿府(静岡)防衛のために、あえて橋を作らなかったために、
人の肩や馬の背によって旅行者や荷駄を渡河させた川越(かわごし)の大井川だ。
東海道屈指の難所で「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と詠われた。

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そして浜松に近づくと天竜川だ。

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この沿線から武田信玄は徳川家康領へ侵入し、
浜松市北部で家康最大のピンチで有名な三方ヶ原の戦いがあった。
その青年家康が逃げ込んだ浜松城が駅北部に・・・しかし写真は電車基地♪

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やがて電車は東海道新幹線と平行し水上を走るが、ここが浜名湖であるな。

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ほどなく静岡県と別れて愛知県へ至る・・・そろそろ遠くへ来た感が募る (^^)

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途切れることのない客数とシビアな乗り換え時間なればのんびりと食事もままならず、
豊橋駅のコンビニでおにぎりとジュースを買い、お行儀悪く立ち食い昼食だ。
この辺りで何となく毎早朝日課であるスクワットをしたい気がするが・・・。

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やがて懐かしい名古屋駅・・・あの日のホームは何処?

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名古屋駅を出ると右手には少年青年時代を過ごした織田信長居城の清洲城が見える。
そう、天才魔王 織田信長の領土へ入ったのだ (^^)/

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程なく岐阜県へ入り右手先には小山が見えて、その山頂に小さい建物が確認できる。

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そこが岐阜城で市内ど真ん中の金華山だ。
その名古屋駅で事件を起こす直前に、車窓から眺めた記憶景色が再びだ。

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その岐阜城は織田信長が天下布武を宣言した躍進の城なれば上ってみたい!
岐阜駅で下車し駅前広間ではゴールド信長像が・・・なんで金ピカか?

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市内バスも信長ペイントで私をお出迎えしてくれる・・・嬉しいのう ヾ(^v^)k

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岐阜駅着は13時10分頃で、再び岐阜駅出発は14時49分の予定なので、
約1時間40分間の計画だが、金華山上り口=ロープウェイ乗り場まで約3kmゆえに、
バスを利用するが、この二つの乗り物の発着、移動時間は現地でなければ判らぬので、
時間が読めず非常に忙しい強行軍となる覚悟ではある。

歩けば片道30分強だし、この日も37、38℃はあろう猛暑ゆえに厳しい (ノД`)

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ゆえに、ちょっと苦手で恐怖のバスだが、
乗り場、行き先把握に蒙昧したが、まずは正解路線で第一関門クリア!

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脇目も振らずロープウェイ乗り場まで忍者小走りで突進あるのみ! 

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ガラス箱のロープウェイは蒸し風呂のような暑さ。
ウダウダと文句を言いつつの見物ならば来なくてもいいぞ!(--#) こら!

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信長、斎藤道三、竹中半兵衛で有名な戦国の山城を確かに承った (^^)d
ここでも、ちょっとスクワットをしたい気がするが、時間が惜しいので我慢だ。

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詳細はこちら → オレの城!岐阜城(1) (2)

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岐阜駅から金華山山頂(岐阜城)まで約30分を要したが、急ぎ見学し、
時間の余裕はあったような気がしていたが、
再びロープウェイで麓まで降りてくると急に時間が無いことに気付く。
急ぎお土産物を買い、再び忍者小走りでバス亭へ向かうと、ちょうどバスが来る。
大汗のまま最前列に乗り込むが、電車発車まで何と後10分強!

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そんな時に限ってほぼ全ての赤信号に引っかかるはマーフィーの法則か (ToT);;;

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かなり際どい残り時間で、駅前でバスを降りると駅構内を猛ダッシュ!
初めての駅でも来たときに記憶していたので最短ルート一直線は真骨頂 (鬼走)
そしてホーム到着はわずか1分前! (嗚呼、ここでもスクワットは不可なり (ノД`) )

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もし、この14時49分発に乗り遅れたならば、次は15時19分発となり、
次の彦根城へは米原駅からのJRを却下して、タクシーで直接に城前へ飛ばしても、
入場時間に間に合うかどうか、非常に難しい事態となっていたのだ・・・ああ安堵 (^_-)

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岐阜市から大垣市を経て、これまた垂涎の地関ヶ原町へ。

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日本の歴史が大きくうごめいた天下分け目の大決戦の舞台なれば、
今回も不可だが、いつかレンタサイクルででも、じっくりと拝見したいものだ。

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この向こうが激戦地跡・・・410年前の鬨の声が聞こえるようだ。

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やがて予定通りに15時40分に終点米原駅へ到着する。

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ついに滋賀県まで来ちゃったぜ (^^)
いよいよ国宝 彦根城が私を待っている!                       
もちろん鬼気迫る乗り換えなれば、ここでもスクワットの余裕など無い・・・。    (つづく


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