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BMW技術プラントの具体的検討 [2014べご=和牛]

さて、そのBMW技術だが、具体的な鶏舎でのプラント見学で効果は確認済み。
  → 視察2013・・・8月 米沢郷牧場

そこでいよいよ新築牛舎へ、
飲水改善プラントと生物活性水プラントを導入すべく具体的な検討に入った。

飲水改善プラントは牛の飲み水を、山の沢水のように改善し、
この水を与えることにより、健康な牛を育てられることができ、
糞尿の悪臭が抑えられる効果を担う。

生物活性水プラントは牛舎に噴霧したり、
飲水に添加することで悪臭を抑え、健康を増進し発情率等をアップする。
また耕作では土壌や作物に散布し、生長促進、
病虫害の防止及び土壌の改良が行えるので、
我が家では稲作、家庭菜園にも大きな効果が期待できる。

  → プラントの仕組み BM-SOLA.COM

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そこで先日、高畠町在住のBMW技術協会理事長と、
山梨県北杜市在住の同理事で事務局長のお二方と打合わせを行った。
遠路より雪で不便な我が町までご足労頂き大変有り難い <(_ _)>

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新築牛舎の場所と具体的な建屋レイアウトを元に、
適切な施設規模、具体的な設置場所、仕様について検討を行った。
事前の連絡で概算見積もりも提出して頂いたが、
当日の検討を反映した正式見積もりを、
建屋基礎工事に伴う土木槽の図面と一緒に後日頂くことにした。

この数年間、何となく考え悩んでいた案件が、
いよいよ現実的な、効果の実現性が高い施設として形となる。

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果たしてこの数百万円の設備投資は高いのか、安いのか?

実は今回の牛舎新築にあたり、
周辺住民の同意を得なさいとの行政からの指導が入った。
その同意書のサインを頂くことは決して容易な交渉では無かった。

それはズバリ畜舎の悪臭の懸念だ。

建屋は200m以上離れている、風下にするとしても、説得力には欠ける。
そこで牛舎より臭いの酷い鶏舎、豚舎でも全国において効果実績のある、
このプラントを導入することで、ご理解を賜るべく説得を行ったのだ。
そして何とか全軒のご理解を頂き大変安堵している今日この頃だ。

以上より、この投資に高い、安いも無い、
我が家の事業継続に当たっては絶対必要条件であったのだ。

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しかし悪臭防止の環境的配慮という点は入口論点として、
今後の経営には大きなプラスとはならない。
そこで、この施設に本当に価値ある効果を期待するのは、
飼育牛の高品質化、安定化だ。
これを今後の経営の大きな武器、プラス点として活用してゆきたい。


周辺に人家の無い山奥などなれば、
周囲への配慮などに気を遣う必要はほとんど無いが、
冬期は牛舎まで(たぶん数100mの)取り付け道路の除雪を、
自力で行わなければならぬは大変な労力だし、
何時産まれるか判らぬ繁殖牛なれば、必然的に自分の住宅近くとならざるを得ない。

そのために例えば先の真室川町などのように、
行政挙げて支援体制を整えていれば話は別だが・・・。
  → 視察2013・・・11月(3) 真室川町秋山牧場


とにかく親子3代自力で頑張るわさ。



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