SSブログ

『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) 』 [-2020学び・啓蒙(一般)]

福島第一原発作業員が描く渾身の原発ルポルタージュ漫画!

「いちえふ(=1F)」とは福島第一原子力発電所の通称。「F」は福島。「1」は第一。
現場の作業員や地元住人は「フクイチ」ではなく「いちえふ」と呼ぶ-。

新人賞MANGA OPENの大賞受賞作として
「モーニング」に掲載されるやいなや読者、
国内外のメディアからのすさまじい反響を呼んだ話題作がついに単行本化!
ここに描かれるのは「フクシマの真実」ではなく、作者がその目で見てきた「福島の現実」だ。

「メディアが報じない福島第一原発とそこで働く作業員の日常」、
そして「この先何十年かかるともしれない廃炉作業の現実」を、
あくまでも作業員の立場から描写。
「この職場を福島の大地から消し去るその日まで」働き続ける作業員たちの日々を記録した、
いま日本に暮らすすべての人たちに一度は読んでみてもらいたい「労働記」です。

→ 第1話をためし読み  [以上 Amazon内容説明]

P1340263.JPG

特にストーリー性があるわけでなく、
実際に最先端の現場作業をした作者の体験談=
=実作業をした者こそが判る世界が淡々と述べられていてる。
そんな危険で緊迫した様子が漫画ゆえに判り易く胸に迫るかも。

事故収束のために最先端現場で働く作業員は、
全国から集まった「様々な事情を抱える人たち」も少なくない。
元請けからガンガンとピンハネなれば、
この6次下請け作業員の待遇、賃金等にも驚かされる。

P1340265.JPG

こんな調子でいつ事故は収束するのか?(そもそも収束の定義とは?)
誰も本心では安全で無いと判っている原発、他もこのままでいいのか?

そもそもエネルギー問題として難しい。
転換するには既に巨大な利権網で固められているし、
結局ナァナァと先送りなんだよね。


いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) (モーニングKC)

いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) (モーニングKC)

  • 作者: 竜田 一人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/04/23
  • メディア: コミック


nice!(1)  コメント(2)