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原野火災未遂の思い出 [2014仕事・作業]

やっぱり逆光に輝くススキは美しい。

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ここは小渡地区の今年から稲WCSとした1枚の田んぼ。
隙間時間の、とある午後に作業出動だが、
ここに来る度に、あの今でも背筋がゾクゾクする出来事を思い出す。

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この隣接は例のタラの芽とワラビの原野のような畑だ。
このように秋の膨大な草が春になると枯れても壮観なので、
ワラビのためにも野焼きすると良いな、といつものように軽く考えて着火した。
折しも程よい風が吹き、枯れ草は勢いよくボウボウと燃え上がる。

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ところが強くなった風に煽られて周囲へドンドン燃え広がり、
これはマズい、と思ったときには既にかなり危険な状態に!
足でバンバンと踏み消したり、小さなビニール袋で水をかけるが、
とても全ては消せない(~_~;);;;!

(“ 諸葛孔明の火計 ” ってこんな感じ?)

そこで父親へ電話で救援を頼んだ。
自宅と小渡地区は急いでも15分は掛かるかも。
しかしその間にも火はドンドンと燃え広がり続ける。
最悪の杉林には行かないように必死に足で踏み消すが、
反対の農道を越えた隣の畑では勢いよく強かに四方へ燃え広がっている (>_<)

そんなパニックで大慌ての所に父親の軽トラが到着!
放水ポンプを持ってきたのか、と勝手に想像していたが、
ジャジャジャ~ン!となんと 竹箒1本 のみ (゜o゜;!

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その燃え広がる畑へダッシュして、
「こうやって防火線を作るんだ!」
と火の先端を箒でシャッ!シャッ!と手際良く消し去り進む。
するとそこで火の前進は止まる。
面白いように止まる。
あんなに気持ち好く軽快に燃え進んでいたのに!
私も足で必死に踏み消しするが、その消火スピードが異次元に違う。

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その作業時間は何分であったろうか、やがて全て消し去り事無きを得た (^_^;)

この杉林を燃やしたら確実にTVニュースとなったことだろう。

「今日昼11時頃、小国町で原野火災があり約100㎡の杉林等を消失しました。
 9日午前11時頃小国町小渡地区で、同町内農業おぐにほらっちょさん42歳が、
 わらび畑を焼き払った際、誤って火が周囲へ燃え広がったようで、
 田畑と杉林の原野等を合わせて約100㎡が燃えました。
 現在も小国警察署と消防署で、
 おぐにほらっちょさんへ詳しい事情聴取をしております。」

・・・なんて感じ? 一躍県内の有名人になりたくない (×_×)

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ホントに回顧すると背中に冷たいものが走るが、
その時の父親の竹箒での消火の様子は強烈に印象に残っている。

「バカと箒は使いよう」

知恵なのか、経験なのか、とにかく凄い、やはり頼りになると思ったこと。
そのスキルいただき!
・・・というか、安易に着火してはいけません。
まったく軽率さを大いに反省した思い出だ (^^;)



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