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西上州の旅(1) [2014旅行]

[ BGM・・・The Song of Life
   ~THE WORLD HERITAGE 10th anniversary version

農閑期になったらご褒美の家族旅行をと、
昨年同様に長野のマダム一家と計画したが日程の都合がつかず、
今年は我が家のみで、太陽が拝めて暖かく気持ちの好い関東地方を検討だ。

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まず彼ら悲願の草津温泉の宿泊を決定し、
群馬県ならば世界遺産の富岡製糸場へ行きたいと4号が熱望するので決定、
それらを結んでの観光旅行へと計画し、いざ三国峠を越えて出陣!
(沼田ICまでは昨年と同じで被るが・・・)

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国境の長い関越トンネルを越えても雨なれば少しトーンダウンだが、
まずは今年6月に世界遺産へ登録された富岡製糸場へ推参 (^^)/
  → 富岡製糸場 公式ホームページ


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雨でも土曜日ゆえか入口では入場券を求めて長蛇の列だ。

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明治維新の間もない時に日本の職人が建てたレンガ倉庫が時代を想像させる。

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その東繭倉庫ではパネル展示や映写の他に糸をとる座繰り実演が。

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そしてハイライトの操糸場だが、移動も入館も雨に濡れた傘が邪魔だ (>o<)

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それまでの日本には無かったトラス工法で採光や換気に優れた建屋が圧巻だ!

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現在の展示は昭和40年代以降に設置された自動操糸機群だが、
創業当時はフランス式操糸機300釜が設置されていて、
世界最大規模の工場であった・・・目を閉じると多くの女工さんたちの姿が見える ♪

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操業開始から37年後には日本は世界最大の生糸生産国、輸出国となった。
それらを支えた、全国から集まった女工たちの寄宿舎 (^^)
(ホントは紅葉を前ボケで寄宿舎へピントを合わせたかったが、
 雨で傘を片手では操作が煩わしくそのまま自動で・・・すまんRX100Ⅲ(ノД`)

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近代日本の黎明期を支えた貴重な産業遺産を確かに承った <(_ _)>

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そして最後は必ず売店という関所で取り調べを受ける。
燃える4号は興奮が止まらないのか、なぜか「繭6個パック」を買っていた!
「そんなの買ってどーすんだよ (-_-# 」

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案内ガイドのおっちゃんが家族記念に撮ってくれるとの厚意だが、
「ヘイ! ◇●%▼#♪ OK? &■$◎スリー、トゥー、ワン、OK!」
完全に自分に酔っているらしい英語を片言にカシャ!と。
仕事熱心?は良いが、内心吹き出しちゃったよぉ~(^_-)

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工場周囲の通りには飲食店、お土産もの店がずらりと待ち構える。
やはり地域活性じゃのう~ヨカヨカ (^^)

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さて次は同じ市内で約2.5kmほど西に位置する、
上野国一之宮の貫前神社へと参拝だ。

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全国でも珍しい下り参道なれば雨でも行かずばなるまい!

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いつものように、ちゃっかりと他の参拝軍団の説明員の解説を拝聴。
確かに傘は煩わしいが雨に滴る社殿も見ものだったかも (^^)d

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次は軽井沢経由なれば、鉄道難所で有名な碓氷峠をR18で通りたい。
まずはJR横川駅隣接の碓氷鉄道文化むらへ出撃予定であった。
(ホントはその前に通る妙義神社松井田城跡とかも非常に気になっていたのだが・・・)


鉄ちゃん大興奮間違いなしの紹介ビデオをご覧あれ (^^)/


・・・の予定だったが雨ゆえに潔く却下だ。
(一日愉しめそうなので、いつかヨボヨボ爺さんになったら来るわさ(^_-) )

そこで高速道で軽井沢へ向かうこととし横川SAで昼食だ。
いつものレギュラー=天ぷら蕎麦、カツカレーとラーメン2つ=芸無し (T_T)

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ここで有名なおぎのやの “ 峠の釜めし” を確保し今宵の夜伽とする ♪

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雨が徐々に上がり妙義の山々は幻想的な景色を魅せてくれる。
(4号渾身の1枚=失敗だらけの約30枚の中から唯一の画像!)

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軽井沢駅へ近づくとアウトレットモールがあるが、
隣の「ちょっと寄りたい」などと寝ぼけた独り言は私には聞こえない (--#)

小洒落た避暑地の雰囲気を味わう程度にクルマで流し通るのみ!
今日もチャラチャラな旧軽井沢銀座通りを横目に・・・4号ナイスショット ♪

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そんな感じの風情のある別荘地を通り、
その後は我が町と変わらぬ山道を軽快に野獣の如くぶっ飛ばし、
やがて現れる白糸の滝でひと休み。

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私は2回目の訪問だ (^^)/

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両脇に残雪の道を進むとやがて奇勝鬼押出しで、
既に背後となった白銀化しつつある浅間山が迫力だ。

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江戸時代の天明3年(1783年)に浅間山が大噴火を起こし、
その最後に流出した溶岩が固まって出来た奇景なのだ。
  → 鬼押出し園 公式ホームページ

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ここも、先の白糸の滝に続き同じルートで2回目の訪問だ。

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園内は遊歩道が続くが、とにかく走る我が子たち。
健脚なればヨカヨカ (^^)v

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中頃の浅間山観音堂は東京上野の東叡山寛永寺の別院で、
昭和33年に噴火犠牲者の方々の冥福を祈って建立された。参拝 <(_ _)>

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すっかり雨が上がり冬らしい良好な視界の先には草津温泉街も見える。

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その鬼押出しと云う名にちなんだ玄関等の魔除けとして鬼の置物を、
もうすぐ店仕舞いの園内売店でディスカウント価格で購入 (^^)

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さてその次は私的には今旅のハイライトのひとつなので気が高ぶる。

それは大昔にTVで観たのだが、
その浅間山の噴火で土石流が村を襲い多くの人々が亡くなったが、
高台のお堂に逃げた人々のみは助かったという観音堂だ。
ゆえに現在は厄除け観音として大勢の人が訪れているとのことだ。

実はその前回の白糸の滝、鬼押出し訪問時に、この真ん前を通ったが、
当時はその観音堂の存在を知ってはいたが、此処とは知らなかった (ノД`)
鬼押出しから北へ約8kmの地点だ。

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現在残るは噴火当時と同じ茅葺きの観音堂で、
至る石段は15段だが「天明の生死をわけた15段」と云う。

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実は噴火当時は50段あったことが後の発掘で判明し、
35段が土石流で埋め尽くされたのだ。
そしてその発掘でドラマと言っては語弊があるが、ある出来事も判明した。

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隣の嬬恋村資料館には噴火や発掘の様子が展示されている。
・・・とにかく、深く合掌 <(_ _)>

この観音堂と資料館は当初の想像どおり、
非常に心に迫る所であったので別に報告させて頂く。
  → オレの寺!鎌原観音堂

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さて次はいよいよ一路草津温泉を目指す。
昨年沼田市から上田市への移動に通ったR114を横断する。
(全国広く選択肢があったのに、また来ちゃったよぉ~感ってどうなのか?)

狭い山道を駆け上り、ふと背後の浅間山を振り返る。

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さて草津温泉と云えば草津節も有名だ。


その草津節がメロディーロードとして温泉街へ至る道路に細工されている。
たぶんこの辺りで (^^)


有志の動画で聞いてみて!


以前も思ったがやはり面白い ♪
我が町のR113でも小国音頭を如何・・・赤芝片洞門辺りがイイのでは?


さていよいよ日本一の温泉街 草津温泉へ来ましたよ!

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私は4回目だが何度来ても心ワクワクだ (^^)/             (つづく


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