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籾殻運搬2015(2) 伝説のドライバーへの階段 [2015稲作作業]

ダンプトラックの扱いは危険がいっぱい!
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なぜかダンプしたことに気付かず走り、
そのまま小屋へ入庫しようとして激突した!という話は多い。
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或いは、そのまま道路を走り続けて周囲を驚かせたという話も多い。
以前我が家のダンプトラックを借りた人がいて、
ここでは仮に「カチョー」として話を披露する。

そのカチョーもなぜかダンプしたまま町内を走ってしまったらしく、
対向車で我が家のトラックに気付いた知合いが、
電話で知らせてくれて、
 「お前の家のトラック、ダンプしたまま走っているぞ!」
 「親父か?上げたままで危ない!」
さらには運転手に気付いて、
 「カチョー、ダンプしたまま走っているぞ!」
と瞬く間に数回連絡を受けたことがあった。
そこで何とかカチョーと連絡が付いたが、
 「いやぁ、まことにお恥ずかしい (>_<)
  まったくオレは情けねぇ、あ~あ・・・(×_×)」
などとたいそう落ち込んでいた様子ゆえに覚えている。
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そんな武勇伝が伝説の人として後世へ語り継がれるのだ!

ポカの原因はそのトラックが超お古であればなおさら。
我が家のトラックは操作系仕様も古く危険な香りがぷんぷん♪だ。
正直言って、あまり乗りたくない (-_-)

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さて、その籾殻確保も目処がつけば、後は焼却廃棄だが、
その前に町内数ヶ所の深い田んぼへ投入すべく、
その日は数回の運搬で縦横無尽に走りまくった。

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ギアの甘くなったコラムシフトと、
パワーで無いハンドル操作は筋トレマシンの如く力が必要で、
思い通りの位置にするのに大苦労だ (^0^;)

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事件はそんな数回往復時の終盤に起こった。
籾殻を積み込んで自宅より北部網代瀬地区へ向かうべく、
コンビニからR113へ出て力強く加速を始めたら、
リズムの異なる振動を一瞬感じたので、
ハッ!とサイドミラーを見ると、
籾殻がポロポロポロサァァァァアァ~と舞い始め、
何と!ウィィィ~ン とダンプが上がり始め、
籾殻はさらにドババァァ~と落ち始めたではないか!

瞬間的に内心 うぎゃゃゃあああああぁ!
こんな交通量の多い場所でまき散らし落としたら大事件だ!

そんな瞬間の思いで、反射的に停車ウィンカーを上げ、
トラックを寄せつつ、ダンプ下降操作を行う・・・その間数秒?
バスン!とダンプは定位置へ戻り、
停車し降りて後部のロックを確認すると「奇跡的に」掛かっている。
落ちた籾殻は隣を通り過ぎるクルマたちの風により、
サラ~ッと拡散し始めていて、放置しても大丈夫な様子だ。
ここで自分が異様に汗を流していることに初めて気付く (^◇^;);;;

その時後方よりトラックで付いてきた父親も、
ウガァァ!(゜o゜;!何してやがるぅ!
と、目ん玉が飛び出るほどに驚いたそうだ。
過去にこのトラックで「生」堆肥を住宅街で、
約10mにわたりドババババァ~と落としてしまった(×_×)、
思い出したくない失敗談が脳裏をよぎったことであろう。

それなりに交通量の多いR113で、
何気に交通事故も多いその場所で、
しかも早い夕暮れで暗くなり始め、これから帰宅ラッシュが始まる。
そんな時に籾殻を大量に落としまき散らしたらならば・・・
・・・想像するだけで恐ろしい (>_<);;;

私も伝説のドライバーへの階段を上り始めるところであった。

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その後数日、父親は何かと、
「いやぁ、昨日(この間)は国道でダンプで籾殻をヨォ~・・・」
と知人たちと、或いは一人ごとで何回もリピートしてやがる。
私も最初は心がチクッ!としたが、すぐに慣れた。

それにしても危なかったなぁ!
こんなことで伝説の人にはなりたくない (-_-)
まったく気が抜けない毎日だ・・・やれやれ。


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