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ローカル感覚な思い出 [-2013地域活動・行事]

今日も遠方に望む残雪の飯豊山系が美しい。

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祖父は私が小学校6年生の時に他界したが、
壮健な時は私は未就学で、その時の数少ない会話の記憶が残っている。

その場所は家の周りの畑でかな?
  「今、11時になったな。」
  「じっちゃ、なんでじかんがわかるの?」
  「今、11時の汽車が行ったからだ。」
  「え~、なんでわかるの???」
祖父は時計を確認したわけでもなく、幼少な私は凄く不思議に思ったものだ。

程なく簡単に理解することになる。
実家から2、300mしか離れていない米坂線は列車が通るたびに気付くことができる。
上下線とも2~3時間置きにしか走らぬローカル線ゆえに通過時間は自然と覚えてしまう。
ゆえに時計代わりのようなものだ、と。

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朝は、「ん、6時になったな」、「あー7時半になるな、朝食に帰ろう」などと。
夕方は、「17時半か、帰宅ラッシュで道路が混むな」、「18時半か、そろそろ帰ろう」とか。

これが30分や1時間置きに頻繁に通っていれば判らないだろうが、
このようことを気付いたのは首都圏で生活してみてからかも。
また、日本全土に考えを及ぼせば、列車の通らない地域の方が圧倒的に多いので、
生活でこのような感覚を持つことすら無いだろう。

まさにローカル感覚だ。
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