2011最後の草刈り

ブログタイトルは「日記」なのでコアな仕事を残しておこう。

時は未だ本格的に降雪していない12月上旬に、さかのぼる。

家より近い大淵地区の田んぼの尻水口側の排水路と護岸道路の状況が、
毎年管理の手が回らず長年放置しているために、ヨシ（またはアシ）が大量に生育し、
木も生長して酷い状況になっている。
この護岸道路を通行する必要性は無いが、排水路はコンクリートなどの構造物では無いために、
年々土が風化して崩れており排水状態が悪くなっているので問題だ。

そこで、どこかで時間を作りヨシと木を排除して排水路も修繕する必要があったが、
仕事の優先順位が後回しになり、いよいよ冬も間近となった今頃に作業に取りかかる。
現実的には春先の大仕事となろうが、今のウチに少しでもヨシを倒しておくべきだ。
ただでさえ春先は仕事が混んでいて、雪の融け具合にも時間は大きく左右されるので。

30a田んぼ7枚分＝長さ約230m×幅約4mのエリアを刈払い機で倒しまくるのだ。

しかし、ちょくちょく雪が降る時期となったので、合間をみての作業となる･･･寒いし冷たいし↓

その合間にも他に用事はあるわけで、その合間となれば1時間単位となってしまう。

この時期に、寒風に吹かれて鼻水垂らして刈払い機を扱う「きっかない」ヤツは私しかいない。

降っては消えて、消えては降っての繰り返し。

自分の身長以上もある高く厚いヨシと、生長した木には、かなり手こずる（泣）

何とか今年中に刈り倒すと決めれば、意地でも何とかやり通せるものだ。

この辺りは小中学校時に川遊びをした思い出の場所･･･当時はキレイな石と砂利の浜だったが。
　　→　川遊びの思い出と現在

護岸道路の管理はそもそも国交省なので、
草刈りなどは国交省が行うべきだが、現実的には不可能なので勝手に我々が行っているのだ。

これで来春にはチェーンソーで木を切り倒し、
パワーショベルで排水路を掘り起こすことが可能となったが、果たしてどうなることか？

これが本当の今年最後の大仕事となったのだ。

これから3ヶ月は厚い雪に閉ざされて上杉謙信の如く動けん！＝雪国ハンデは古今の悩み。

晩秋の荒起し2011

鉛色の空が重苦しい そのとき晩秋 今日この頃 （？）

堆肥散布した近所の田んぼをトラクターで荒起しをした。
そもそもの秋の荒起しの意味を考えると、今頃行うことに疑問はあるのだが・・・。

雨模様続きで柔らかくなった田んぼにトラクターが入ることは、
逆に耕盤を破壊しやすいなどリスクの面の方が強い。
ゆえに「私は何をやっているのだ？」と中途半端で複雑な気持ちの作業だったりする。

それでも、やらなければならぬ現在の我が家の事情があったりするので、
これらも今後の作業計画の課題だったりする。

約3haゆえに程なく終了し、今期の全日程を終えたトラクターを動噴で水洗する。

手足の冷え性の私には、この時期の水仕事は最高に辛いが、
隣で大根を洗っている母親の姿を見かければ、情けないとも云える自分の気持ちに喝！

最強の赤備え＝燃える男の赤いトラクター　今年もお疲れさまでした。

今日も脱線＝次の意味不明な動画が気に入っている。
トラクター作業中のテーマ曲で流したいし、携帯の着うたでも欲しいかも。

初冬･･･最後のWCS運搬

知合いの手伝いへ出撃してきた。
田んぼ各所に残っているWCSを知合いの牛舎まで運搬するのだ。

いよいよ平地でも雪が降ったなれば見渡す山々はうっすらと雪化粧だ。

WCSはもちろん団子化する作業も手間が掛かるが、実は運搬も同じくらい大仕事だ。

連日雨や雪で田んぼはもちろん水浸し、農道も泥んこ状態でスリップし易く、
路肩も弱くなっているのでトラックの運転には倍以上に神経を使う。

風が吹きすさぶ中で、時折小雨が舞い寒いこと、寒いこと･･･冷え性の私には辛い時期だ。

我が家のトラクターで現地田んぼより積み、知合い牛舎では同宅のトラクターで降ろす。

トラックは2台で入れ替わりにピストン輸送するのだ。
人手を掛ければ、ひとりで作業する時の3～4倍は捗ることだろう。
ここぞ、と云う時の助け合いとして仲間はありがたいし、大事にしてゆくべきものだ。
（今日はお手伝いだが、逆もあるのでお互いさまだから）

16時半を過ぎると瞬く間に暗くなり、さまざまに危険な状況となるので終了せざるをえない。
夏場ならば、まだまだ、ふた仕事も出来ようかと云う時間だが。

あとの残りは知合い宅の近くのみとなったので、本日の計画量は達成し、
これで、ついにとうとう、今シーズンのWCS関係の仕事は終了となった。

振り返れば、シーズンを通して巨大団子の運搬には、いつも神経を費やしたが、
何とか無事故で、世間に特に迷惑を掛けることもなく終了できたことも喜ばしい･･･感謝。

サイロ詰め2011（2） 終焉

夏の干し草作業と同様に、実は好きでないサイロ詰め作業だ。

11月ともなれば雨の日が多く遅々として作業が進まず、精神的に落ち着かない。
現在は元気で屈強な婆さんたちが手伝ってくれているので瞬発力で捗るが、
一人で全てをこなすには難しい作業特性が、
今後のことを考えると、気持ちに陰を落としているのかも知れない。

晴天日が続かず、常に前日の雨でぬかるんだ畑での作業は気持ちの良いものでも無いし･･･。

先週末の晴れ日にようやく最後の1基へ、
2km離れた最後の畑のデントコーンを全て運び、暗くなろうがパワーショベルのライトで照らし、
鬼のように詰めまくり、何とか計4基の今年のサイロ詰めが終了した。
（インナーのスポーツコンプレッションウェアの効果もあるかも）

雪が降る前の大きなやるべき作業は一応終了したので、まずは安堵だが、
本日11/21 いよいよ家の前＝平地でも雪が舞い始めた。

サイロ詰め2011（1） 本日も豪快

WCSが終了してサイロ詰めをしている。
例年は稲刈り前の9月下旬や稲刈り中の10月に詰めているのだが11月は初経験かも。
詰めるデントコーンの種蒔きが7月下旬と、これまた遅かったのでちょうど良く成長している。

最初に、6基あるサイロのうち、
穴が開いたなどで使用不可能になった2基のサイロを廃棄のために移動だ。
パワーショベルで引っ張ると、いとも簡単に移動するので可笑しくなってしまう。

この緑のタイプは全体が薄い金属なので、金属廃棄物業者に引き取って貰う。
次の白いタイプは樹脂なので、移動後に父親が自分でパワーショベルで破壊するらしい。

過去の歴史において、これではサイロが空の状態で大風で倒れたことも頷ける。

畑よりデントコーンを運搬する方法も我が家独自の豪快作業だ。

約2mのロープの上に刈り倒したデントコーンを小山状に積み上げて縛り上げる。
それをパワーショベルで吊上げてトラックへ積み上げる=下ろすのもその逆で。
この時の要領も、吊り操作（パワーショベル）と荷操作（デントコーン）の2人の呼吸が難しい。

小屋の隣の畑なれば、吊上げる上限に余裕のあるパワーショベルもノロノロと移動するが、
離れた畑では移動時間がかかり過ぎるのでトラクターで吊上げる。

ただ、トラクターは吊上げる上限が高くないので、多くは積めない難点がある。
それでも技能総力を結集して、それなりの山積みにするのだが。

これら豪快作業を、近所の散歩中の保育園園児は興味深そうに鑑賞しているのだ。

この他に、雨上がりの畑はぬかるんでトラックのタイヤが空転してしまい動けなくなるが、
これをパワーショベルやトラクターで鬼のように引っ張ったり、押したりして何とか脱出させる。
この様子が激し過ぎて傍目では非常に面白い光景と思うのだが、
私も当事者で必死にハンドルやアクセル操作をしているので残す余裕など無い＝
＝ホントに専属カメラマンが撮影して紹介してほしいかも。

機械は作業の中に如何に活用するか？
そのポテンシャルを引き出すと豪快作業になることがステータスだ。
背景に、とりゃぁあああ！　うぉぉおおおお！　という字や文が見えるだろう？

しかし、氷雨の時期ゆえに好天日和が続かず、たった4基に何日要するか･･･
･･･天気予報も、いよいよみぞれマークが出てきたし･･･（泣）

秋のWCS作業2011（6） 完走！

我が町の晩秋の朝は厚い靄が掛かり、日中の日照時間の短さは全国有数だそうだ。

10時を過ぎないと陽が差さない日がほとんどで、それまではとにかく寒い。

WCS作業もいよいよ大詰めとなり、和牛飼育農家で協力し合い総動員でスパートを掛ける。

私も新型ベールラッパの取り扱いにようやく慣れて軽快に作業をこなす。

しかし、森や林の中では時折このような看板を目にして意欲が萎えることもしばしばだ↓

とにかく機械の移動が多く、緊張の運搬も、まずは無事故で突破することができた＝感謝。

総動員時はベールラッパも新型機の夢の競演でウルトラスパート！

その、総動員による町の組合分が終了した後は、
我が家の残り＝放置されていた、干し藁確保のつもりが乾燥不十分で不可となった藁を、
WCS化することに計画変更して、確保できる分だけ行い、今シーズンの作業は終了した。

最終的な我が家のWCSはこんな有様＝約450個強の確保だが、これでも春先には無くなる。

まずは今シーズンの鬼のWCS作業はとりあえず終了して一区切りがついた。

秋のWCS作業2011（5） NEWマシン快調なり

逆光にキラキラと映えるススキは秋の象徴だ。

さてWCS作業もラストスパートに入るが、
先日納入された新ロールベーラ機の仕事ぶりを初めて目にした。

刈取部の前面より既にガマン汁を滴らせていやがる･･･やっ、男らしい！

ドロドロの湿田をモノともしないパワー溢れ、キビキビする足回り･･･おお～、男らしい！

丸められた稲藁団子も高圧縮でバシッ！と角が立つほど･･･う～む、男らしい！

ゆえにフィルムラップ後も精悍な姿の団子が仕上がる。
積み上げ保管も、その後の転倒などの心配が少なくて気分はいささか楽かもしれない。

ちなみに我が家の旧型機での団子は仕上げ時よりゆるゆるだったので、
最近の様子は次のように馴染み弛んで情けなく斜めに崩れ案配でダレダレな状態だ（泣）。

次は新ロールベーラ機の作業様子の動画

続いて新ベールラッパ機の作業様子の動画･･･半自動動作するので作業を離れることが可。

刈取りも早く、団子サイズも大きく、フィルムラップも早いので作業効率が良い＝
＝NEWマシンは男らしく快調なり。


ところで･･･
フィルムラップの開始1発目に、突然頭上からスプリングが目の前に降り落ちてきた（驚）。

どこが外れたのか、何とか探し出したがハメることが非常に困難だ。
単純に素手のみでは厳しいのでメガネレンチとドライバーを利用して、
星飛雄馬の大リーグボール養成ギプス！！
の如く、こめかみに血管を浮き上がらせ、目を血走らせ、口から涎を垂らして、
ぐぅおおぉぉぉ！　うがぁぁあああ！･･･と引っ張り格闘すること約15分（泣）。

どんなに機械化しようとも、便利＝作業軽減しようとも、
知恵と工夫と、やっぱり最後は 気合いと根性 だ･･･。

コンバインの洗車

今シーズンの稲刈りが終了すればコンバインはお役御免でオヤスミとなるが、その前に水洗だ。

クローラーの泥落しがほとんどの時間を費やす大仕事だ。

内側が大変なのだ。

刈取部（刈刃、引き込みチェーン類）は複雑な構造ゆえにしっかりと泥とゴミの除去を行う。

最低でも2時間以上掛かるし神経質に行えば3時間以上もザラかも･･･。

2台目を行う時は気力も半減していて、旧型機は多少手を抜いてしまう、いい加減さ（喝）。

日を改めての3台目は充実した気力で再びしつこく水洗する。

この落とした泥の量で仕事の出来映えを、町内一！と慰めて満足する。

夕方は冷える時期の水作業は寒い冷たいで泣きが入るので、
キャンプファイヤーのような盛大なツイン焚き火で暖まるのだ。

夕暮れ巡回中のパトカーがこの傍を通る時は、
車速を落として焚き火を注視＝ヤツらも羨ましいに違いない。

干し藁集め2011（2）

翌日は雨予報なれば、いつもの気合いブーストで最後（のはず）の干し藁集めだ。

50a田んぼなのでトラックで2台分の稲藁だ。

たくさん積んで荷台よりはみ出して、後方視界が悪い状態で狭い間口の小屋へバックする。
確実に2回に1回は、どこかしらかぶつかり大騒ぎになる毎度毎度の進歩無き繰り返し･･･。

基本は人力。

でも限界はあるので文明の利器を利用する。

稲藁ブロックの個々の形は異なるし、結束具合も異なるので、単調な積み方は御法度で、
崩れないように工夫を凝らして、縦横を上手く配置して積み上げる技能が要求される。

この経験により、いつかお城の家に住む際に石垣作りも自分でできるかも･･･
･･･もちろん工事にはヤツ＝強敵（とも）も呼ぼう。

何はともあれ、着実に秋の仕事は進んでいる、冷え性には辛い手足が冷たい今日この頃だ。

干し藁集め2011（1）

今年思いついた干し藁回収方法だけではモノが足りないので、従来通りの確保も行う。

ポンコツ結束機だが、我が家ではいつまでも現役の活躍で酷使されるのだ。

その日の稲刈りが終了して地元界隈での作業だが、
30aの田んぼ1枚でも何とか終了する、いや「させる」べく全力投球。

案の定、夕暮れの早い秋で全てトラックへ積み終わったときは辺りは夕闇に包まれていた。

その日は小屋へトラックを運搬するのみで、翌朝の朝仕事で小屋へ保管＝積み上げる。
若干乾燥具合が悪い藁ブロックは重く、人力での積み上げは朝から辛いが･･･（泣）

そして日中は終盤の稲刈りへ出動する、の繰り返し。

朝夕、日中の気温差がいよいよ激しく体調管理にも留意しなければならぬ。
しかし真の問題は “ 気持ち ” が切れる精神的軟弱さなのだが･･･。