田植え2016（2）怪獣号登場

「あんなポンコツ機械（8条機）ではダメだからよ～
　手のイイ中古ないか探して貰ってっからよ～」
「あ、そう」
「イイのあるそうだがら、今、寒河江から向かってっからよ～」
「・・・。・・・。・・・。あ～！？」

まさに一瞬の出来事で中古ディーゼル8条機が登場。
（ホント、コンビニでの買物感覚のように・・・(-_-) ）

基本操作は同じなので何も問題は無し。

憧れの枕地ローターだが、予想通りの仕事ぶり。
もちろん無いよりマシだ。

前の8条機より車重はかなり重いようで、
トラック荷台の板床が一部割れてしまった (>_<)
そんなことで町内大移動も神経を使う。

しかしエンジン音はうるさい。
隣のクボタ現行機のディーゼル音と比べると、
雲泥の差の爆音は、まるで怪獣の咆哮のようだ。

ま、しっかり仕事をしてくれるので文句は無いが。
田植え作業に付きものの、
田んぼの水見廻りで夕闇となり毎日が終わる。

もちろん2号にも植付け作業をさせる。
その間に私は次の田んぼの水加減調整で、
軽トラでウロウロできるので助かる。

毎日1.5～2haを植えるべく早朝4時起床。
「今ガンバらずに、いつガンバる！？」

そんなひとり早朝田植えの横を、
3号の始発通学電車が通り過ぎる。
「オメ～らのためにガンバってんだぞヽ(゜Д゜)ノ」

そんな繰り返しの日々。

夕暮れの、ほんの3分程度の間に、
素晴らしい夕焼けだったのだが撮り損ね(ノД`)；；；
マジックアワーならぬ、マジックミニッツ？

大自然の天地ショーに癒やされて前進あるのみ。
怪獣号があなたの地域に爆音とともに参上しまする。

代掻き2016（2）ボキッ！

昼間に父親から携帯が鳴った。
「ドライブハロー壊れた！」

凄いところが折れている！
全体を支える支柱が・・・
・・・こんなことが有り得るんだ！(゜o゜;

取り敢えず近くの溶接屋さんへ修理に持ち込むが、
溶接不可ならば予備の新品ハローへ交換だ。

そして1時間後に見事に復活して帰宅。

そして新品はハローは今回も出番無し (^^;)

そして父親はすかさず高低差直し。
修理後いきなりの高負荷作業だ。

果たして22ha最後までどうなることか・・・(^0^;)

田植え、水見廻り、その他細々とした作業で、
19時半を過ぎれば、あっという間に暗闇に。

ほぼ真っ暗だが、手持ちで撮れる最近機。

まだ始まったばかりでゴールは遠い。

田植え2016（1）波乱の幕開け

ついに勝負の田植えが始まった。
「今ガンバらずに、いつガンバる！？」
がスローガン、合い言葉だ。

近くでは九十九匠会長も田植えだ。
さぁ追いかけるぞ！と気合いが入る (｀へ´)フンッ！

ところが8条バケツ号はご機嫌ななめ！
早くも気合いは空振り・・・（×_×）
仕方無く機械屋さんへ対応をお願いする。

その間にボケ～っとしているわけにもゆかず、
幸い自宅近くなので急遽6条機を引っ張り出す。

何とかOKとなったのでダブル植えで前進だ。
この14条植えは全体的な作業として、
果たして本当に効率的なのかは不明だが・・・。

一日の終わりは植付け部へバケツにて水洗だ。
人間のシャワーよろしく田植機も気持ち良いに違いない。

さて21haの長い道中の始まりは、
出足で軽くつまずいたが、この後は暴走宣言！
・・・と、鼻息荒く翌日も挑んだのだが、
何と！エンジンが突然にSTOP！
・・・のトラブル (ノД`)；；；

ハッキリとした原因は未だ判らないが、
どうもエンジンが暖まると止まるらしい。
と云うことはコイル？とも考えられる。

まずは、いつ田んぼの真ん中で止まるか判らない、
ドキドキの危険な状態なのでスゴスゴと帰宅させる。

半ばトラブルを予想していたとは云え、
こんな調子でどうなるのだ？
やはり今年も波乱の幕開けだ （×_×）

代掻き2016（1）

荒起しが終われば、
トラクターはドライブハローへ衣替え。

一昨年に予備として購入した新品ハローは、
今年も小屋の中で冬眠から目覚めさせられない。
性能が良いのでこちらを使用するように私も皆も言うが、
なぜか父親はウンと言わず古いハローを使う。
（戦中生まれの頑固オヤジ岩の如し ）

さて翌朝からの作業に備えて夕方に運搬しておく。

しかし田んぼは私の手際により海状態！
おお、遠くで加山雄三が聞えるぅう！
「海よ～♪　俺の海よ～♪」

「水をなみなみにすんなよ。大変だから！」
父親に釘をさされていたが・・・。

この状態を見れば怒り出すことであろう。
しかし翌朝にはちょうどよく引くに違いない・・・と思う。

田んぼの保水特性、水路の水量、他人とのアレコレと、
“ 頭痛が痛い ” 時期になりましたな (^_-)

荒起し2016（2）

風雲急を告げる燃える漢の赤いトラクター。

壁紙集・・・なんて (^_-)☆

さて、やや徒長気味の苗（×_×）もすくすくと。

町内を縦横無尽に移動しまくり荒起しの日々。

早朝のYBCラジオは宗教系なのでかなり洗脳される。

世間はGWで行楽三昧の様子がラジオより流れるが、
「ビニールハウスの中は暑い！」
「トラクターに乗ってガンバってま～す！」
という県内の農家猛者の投稿に励まされ、
私も飽きた、などとは言っていられない (--#)v

そんないよいよ終盤は松岡地区の5haだ。
快調に前進と思いきや、まさに落とし穴が！

昨秋にパワーショベルにて “ ブル代かき ” した田んぼで、
いきなり埋まってしまった （×_×）

例年全く問題の無い固い田んぼのはずだが・・・。

自力脱出不可能だが、
幸いにも近くでジジ・孫連合軍が堆肥散布を行っており、
トラクターがあるので牽引脱出の応援を呼べて助かった。

はぁ～やれやれ・・・黄昏ブルース ♪

これも幸いに一発で牽引脱出出来たので良かった。
しかしここは田植機が最後の周回脱出路なので、
車輪幅が重なるとピンチだ （×_×）

まずはそんなこんなで他農家より遅れ気味なので、
暗闇の20時近くまでガンバることもある。

ライトに虫が大集合・・・そんな時期なのだ。

完了予定のべ7日が9日でいよいよ最終日。

その隣では九十九匠会長が田植えを始めている。
同じ大規模農家なれば焦るが、
この差はどこからかと云うと、
牛関係の仕事、イベントもあることと、
今年はその新築牛舎の打ち合わせ等で、
何気に時間が費やされるからだ。

そんなこんなで忙しいが、
もっと根本的な作業計画見直しが必要と感じる。

とりあえず、一年一年の目の前を乗り切ろう。

荒起し2016（1）

まだ春を感じる桜かな。

ジジ・孫連合軍の肥料散布の後を追いかけて、
私の暴走荒起しが始まる。

雪融けが早かったが、なぜか田んぼは緩い。
そこに雨の日の作業は尚更にキツい！

それでも朝篠地区では飯豊本山と・・・

米坂線列車に癒やされ黙々と前進あるのみ。

毎日3haをノルマに町内を縦横無尽に駆け回る。
予定は21ha÷3ha/日＝7日で終了と。
その移動も天気が好ければ楽チン。

隣では肥料散布に励む九十九匠会長が。
6月中旬の “ さなぶり ( ^_^)／□☆□＼(^_^ ) ”
を合い言葉に、ともに励むのみ。

しかし町内どこの地区でも見事にドロドロ (>_<)

耕盤均平化、乾土効果・・・無理だ。
何のための荒起しか判らない （×_×）

昨秋気張った懐かしい籾殻作業の効果はこのために。

とにかくドロドロのオンパレード。

北部地域からの飯豊本山も雄姿だ d(^^)
まったく自然と五穀豊穣を祈りたくなる。

7、8時間ぶっ通しで座っていると、
エコノミークラス症候群に近い感じになるかも。
背中がバッキバキ (-_-)

しかし肉体的に辛いよりも精神的に飽きることが難。
何か愉しいことを妄想しながら、
明日も早朝5時から励みまする。

肥料散布2016

今年も田んぼへの肥料散布は祖父と孫チームで。
私は直ぐさま追いかけて荒起しだ。

しかし、昨年新規購入した散布機が、
モタモタとストライキしてやがる (>_<)

雪融け早い春だったが、
なぜか作業進捗は例年と変わらない。
まったく不思議だ・・・(^^;)

発芽良好

町内は瞬く間に桜が散っているが、
実家前の桜は踏ん張っている。

老木となり数年前に切り倒したのだが、
再び枝を伸ばし幹となり花を咲かせる。
身の回りはたくましい命で満ちあふれている。

さて最初に播種したビニールハウスの、
約2000枚の苗箱の被覆シートを剥がす。

播種4日後だが良好な発芽にひと安心だ。

翌早朝に水を入れる。

水分チャージにより一気に元気になろう。

この日も暑くなりそうだ。
首がヒリヒリと百姓焼けの始まり始まり♪

もちろん仕事も熱い。
町内で出会う農家のほぼ全員･･･お疲れ案配 (^^)

播種2016

稲作序盤最大のコア作業が始まっている。

まずはこの1棟へ約2000枚を。

1日半で終了。

隣の農道では畜舎建設現場へのダンプカーが往来だ。

そちらもいよいよGOサインだ。

その日午後には場所を変えて＝民族大移動で、
その1棟約500枚を終了させる。

2日で約2500枚を播種し平置きを。

発芽するまでドキドキしつつ、
残り約2200枚も追いかけて播種だ。

ついに始まった。
疲労ゆえか口内炎が痛い （×_×）

種籾作業2016

いよいよ本格的に稲作準備作業で、
まずは種籾を計量し小袋分けが、いの一番だ。
最後はWCS用の自種籾を脱ぼうし、
伝統農具の唐箕でガラガラと回し選別だ。

6ha分なれば、まる一日費やした。
単調作業は直ぐに飽和心理状態になるが難だ。