『「獺祭」の挑戦 山奥から世界へ』 [-2020本(思想・啓蒙)]
日本酒 “ 獺祭(だっさい)” で有名な、
山口県岩国市周東町の旭酒造の、
挑戦の物語を、
同市出身の島耕作シリーズ等でお馴染みの、
漫画家 弘兼憲史が書き下ろした。
苦しい経営難を乗り越え、
今や日本を代表するブランドとなったは、
日本酒業界の常識、旧習を打破したから。
特に売りも無かった主力商品『旭富士』は、
地域で負け組の印象があったので、
新銘柄として地域名も被せ『獺祭』と決めた。
ラベルも田舎くさいゴタゴタを廃止し、
すっきりシンプルで上品なデザインへ。
まず大きな改革は、
杜氏制に疑問を持ち廃止したこと。
否、革命的とも云えるか。
そして流通にも疑問を持った。
旧来の習わしにあぐらをかく、
問屋制のぬるま湯体質にも疑問を持ち、
止めた途端に売り上げは20%伸びた・・・等々。
しかしその道のりには失敗もあるが、
地方の山奥の、
地域でも4番手だった小さな会社が、
世界でも成功を収めるサクセスストーリー。
その数々の取組みはヒントが満載で、
もちろんビジネス本として、
また漫画として大いに愉しく読めた。
その旭酒造の社屋をWebマップや、
Google ストリートビューで見ると、
ホントに我が町の奥まった地域のようだ。
そのGoogle ストリートビューで見ると、
実に興味深い発見をした。
2013年5月の旧社屋と、
2019年7月の新社屋(本蔵)が、
位置をずらすと混在して見ることができる!
(2020年8月15日現在)
2018年の西日本豪雨で被災した時に、
島耕作とのコラボ商品が企画され、
代金の一部は寄付されることに。
オレも頂き物で痛飲!
後は地元銘酒 桜川を入れてみるが、
やはり桜川の味しかせん(当たり前だ!)
またプラプラと放浪した際にでも、
取扱店へ立ち寄るも愉しいかも。
→ 東北地方で買える店
(行動範囲の新潟県に無いは残念)
獺祭(だっさい) 純米大吟醸 磨き二割三分 木箱入り [ 日本酒 山口県 720ml ] [ギフトBox入り]
- 出版社/メーカー: 旭酒造
- メディア: 食品&飲料
新生 獺祭(しんせい だっさい) 純米大吟醸 45 [ 日本酒 山口県 720ml ]
- 出版社/メーカー: 旭酒造
- メディア: 食品&飲料