『「米作」農業入門』 [-2020本(農業)]
本書は『自遊人』という雑誌の、その編集部の体験記だ。
雑誌自体は創刊時から通販定期購買していたが、2年くらいで資金難で止めて、
最近は書店で立読みして、気に入れば購入しているという、大人の趣味の内容だ。
そんな雑誌コンセプトは周知なので、その編集部=編集長の執筆ゆえに読んだのだが、
タイトルから想像される稲作マニュアル本ではなく、れっきとした実録と警鐘本だ。
『「米作」農業入門』 岩佐十良 著 講談社
いまさらながらだが、米作りの新規参入のハードルの高さ、生産の難しさ、経営の課題など、
実際に自分たちで行動した内側視点からの話ゆえに、分かりやすく共感する所が多かった。
TPPで劇的に変化するだろう近未来に対してのビジョン提示などは、
もちろん他人事ではないので興味深く考えさせられる。
(考えれば考えるほど、決して明るくない農業界、否、日本の未来に気分は落ち込むのだが・・・)
稲作では、土地の大規模集約化でコストダウン化のみが、
唯一の生き残る手段のような意見として大勢を占めるようだが、
それが現実的に実現できそうなのは平野部のみと思われる。
我が町のような田舎の山間地では厳しい現状が、本書の体験を通して述べられている。
極論すれば、“ 今のまま ” ならば山間地での稲作は止めろ、と云うことになる。
自分のことは自分で考えなくてはならない・・・う~む。
雑誌自体は創刊時から通販定期購買していたが、2年くらいで資金難で止めて、
最近は書店で立読みして、気に入れば購入しているという、大人の趣味の内容だ。
そんな雑誌コンセプトは周知なので、その編集部=編集長の執筆ゆえに読んだのだが、
タイトルから想像される稲作マニュアル本ではなく、れっきとした実録と警鐘本だ。
『「米作」農業入門』 岩佐十良 著 講談社
いまさらながらだが、米作りの新規参入のハードルの高さ、生産の難しさ、経営の課題など、
実際に自分たちで行動した内側視点からの話ゆえに、分かりやすく共感する所が多かった。
TPPで劇的に変化するだろう近未来に対してのビジョン提示などは、
もちろん他人事ではないので興味深く考えさせられる。
(考えれば考えるほど、決して明るくない農業界、否、日本の未来に気分は落ち込むのだが・・・)
稲作では、土地の大規模集約化でコストダウン化のみが、
唯一の生き残る手段のような意見として大勢を占めるようだが、
それが現実的に実現できそうなのは平野部のみと思われる。
我が町のような田舎の山間地では厳しい現状が、本書の体験を通して述べられている。
極論すれば、“ 今のまま ” ならば山間地での稲作は止めろ、と云うことになる。
自分のことは自分で考えなくてはならない・・・う~む。
2011-11-06 05:20
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