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米作り基本講座(2) [-2020学び・啓蒙(農業)]

先日、第2回目の米作り基本講座が開催された。

内容は「肥料と水管理の基礎について」でスライドと資料は図が多いので理解し易くて助かる。
前半は講師の説明で、後半は質疑応答となるが、
一般論より踏み込んだ品種ごと、産地ごとの細かい特性についての質問が多かったようだ。
品種では山形県の現主力「はえぬき」と新ブランド「つや姫」などとの違い、
同じ山形県でも気候も温順な平地と我が町のような中山間地(寒地)ではどうなのか?などなど。

新ブランド「つや姫」は食味は上々で、生産的には倒伏し難いが、冷害に弱いのが弱点だ。
小国は雪深く春も遅く、激しい寒暖差は一般論では良い品質形成を為す条件として優れてはいるが、
やはり生産的には、冷害ほどでは無くても寒さに一喜一憂する。
「つや姫」の開発名は「山形97号」だが、実はその前に「山形95号」なる寒地向け品種が存在し、
今年小国町で試験的に30aほど作付けしているとのことなので、大いに少しは期待したい。

隣接が新潟県ゆえか小国町ではコシヒカリの作付けが他市町村に比べて多いが、
とにかく背が伸びて倒伏し易いので難しい品種と云える。
消費者は美味しくて、それなりの価格を求めるので、
生産者はコストを押さえて生産しやすいことがポイントともなる。

ひたすら美味しいこと、ただ良好な生産状況を追求するために、
作付け面積が1~2haなどでは専業として経営が成り立たない=生活してゆけない。
父親が確立した15~20haの大規模経営を、それらの理由で縮小する気はさらさら無いので、
まず、この “ 作付面積ありき ” を前提とし、どこまで追求できるかだ。
伝家の宝刀 “ 気合いと根性 ” で汗水流すは当然として、
省力化とコストダウンの追求に知恵を絞るところに、適切な品種を求めて止まないところだ。

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ところで今回は、前回の有機栽培指向の年配お二方が欠席したので、
質疑や雑談も波乱が無くノーマルな状況に、講師は安堵していたが、
私はつまらなかったかも=実は違う刺激を求めていたかも! (・・・次回に密かに期待する)


会場の西合同庁舎には、いつも気になる記念碑がある。
1号が通った長井高校の前身校・校舎跡地らしいが・・・

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通る度に それがどーした といつも思ってしまう。どーでもいいが。




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米作り基本講座(1) [-2020学び・啓蒙(農業)]

書籍では理解しにくい勘所を教えて頂こうと、農業普及課へ個人レッスンをお願いした今冬。
数回の予定の、第1回目の開催が有意義な内容だったので次回を期待していたが、
その第1回目の開催日は3/10!
その後の世間の混乱は周知のとおりで以後開催はお流れ=終焉となってしまい残念であった。

そんな事情もあってか、農業普及課の今年度の各種講座開催の中に、
稲作初心者向けの基本を旨とした米作り講座がプログラムされたので参加することにした。

その第1回が先日、場所は同じくいつのも長井市の西合同庁舎で開催された。

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参加数は私も含めて6名だが、いつも見かける勉強熱心なオッさんもいて、内心苦笑いしたりする。

今回は時期相応な内容(若干遅れたが)として「稲の病害虫と農薬について」で、
約1時間半に渡り、講師がプレゼンテーションソフトにて解りやすく説明してくれた。

私は大規模な慣行栽培の経営が現在の基本であるゆえの視点で臨んだが、
参加者の中には定年退職後の小規模で有機栽培指向の方などもおり、
必然的に私と彼等の臨む視点は異なる。

熱心に様々に質問されていたが、話がどんどん脱線してゆき、相手をする講師も大変そうだ。
終盤の「畦に除草剤を散布することは環境的、道義的に如何なことか?」との質問には、
ついに講師も「(80a程度ならば)難しく考えないで草刈りをして下さい!」と一刀両断。

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そんなこんなで講師のお腹いっぱい感を感じ取った私は大人しくお地蔵さんと化し、
波乱の第1回目は閉幕となり申した。

このような機会は、全く異なる視点で、ある種の刺激として十分有意義と云える。
サラリーマン時代も「教育」は数多く受講させられたが、ほとんど押し付けなので苦痛であった。
しかし現在ののんびり感から比較すると懐かしくもあったりする。

要は自分で学ぶか、否か、の心構えの問題とも云える。
やはり・・・受動的よりも能動的でゆきたい! (今日も脱線したな ♪ )



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山形の新しい米「つや姫」を知っていますか? [-2020学び・啓蒙(農業)]

昨年デビューした山形の新ブランド米「つや姫」です。

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デビュー昨年に作付けした農家は “ 赤字だ!” と騒いでいたので、
我が家は周囲の様子をみて、生産しやすい環境になってから作付けします。


4/15追記:
アンケート回答者からの指摘で、回答選択肢に「知らない」が無いぞ!とのこと。
しまった、なんたる初歩的ミス! と訂正編集しようとしたが、仕様で不可であった↓
この場を借りてお詫び申し上げます。
そんな間抜けな私ですが、今後ともよろしくお付き合い下さい。


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お米のインターネット販売についてアンケート [-2020学び・啓蒙(農業)]

このブログを見て下さる皆さまにお尋ねしますのでご協力をお願いします!


今まで農家は生産するのみで販売はJA等に任せっきりでしたが、
今後は自分で販売する努力を問われている時代に突入しています。

ここは山形県の寒村で人口も少なく消費地も遠いために実店舗を構える等は事実上不可能です。
そこでインターネットによる通信販売をひとつの手段として考えた場合、
消費者の皆さんはどのようなポイントを決め手として選んでくれるのでしょうか?

また生産者へ望むことなど、さまざまに知りたいことがあります。
忌憚のない建設的な意見に常に耳を傾けたいと思います。


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稲作栽培技術の謎(2) 普及課勉強会 その壱 [-2020学び・啓蒙(農業)]

昨日も1月の最高潮に近い何という豪雪! R113の視界は100mも無く運転疲労ぐったり↓

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その昨日は長井市の西合同庁舎農業普及課で1回目の稲作勉強会が開催された。
実は私が、書籍独学のみでは実際の活用(自分の地域での可否)には不安だったので、
普及課へお願いして今回の開催となったのだ。

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という、立派な発起人立場だったが、大雪ゆえに早めの時間出撃以上に移動時間を費やし、
夏場では40分強のところが、なんと1時間15分近くもかかり大誤算で15分遅刻するという大失態↓
長井市の平野地区までは凄まじい降雪であったが、長井市街は小康状態でビックリ!

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会場は普及課会議室で、本来ならば講師とマンツーマンディフェンスもありえたが、
せっかくの機会ということで白鷹町の若者1名と普及課2名の計4名で受講した。
講師は県の農業試験場(古く現在の山形中央高校界隈)で「地主」と呼ばれたほどに、
キャリアを積まれた方なので少々ビビったが、気さくな人柄に安堵して講義に集中できた。

今回はV字型栽培と“への字”型栽培についてであったが、現実は書籍ほどの極端な姿にはならず、
その土地・環境、あとは人それぞれの考えで、大きくも小さくも異なるものとのことであった。
ゆえに結局、自分で見出すしかないとのことだ。

稲作で大事な管理ポイントは「有効分けつ決定期」と「穂首分化期」と「減数分裂期」の3つで、
特に「有効分けつ決定期」に良い状態を確保できるように作業を遡り、計画することが大事とのこと。
私が書籍で注目する“への字”型栽培の場合は、小国の「寒地」というポイントが重要で、
初期育成が悪くなりがちで、もし冷害の年は非常に危険になることを肝に銘ずるべしとのこと。
とにもかくも、書籍は極端なので、ゆるやかで、無理のない栽培方法を自分で見出すこと!
また、「安全」に栽培する、経営するという視点も欠かしてはならぬとも聞えた。

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農の基本である土壌は化学を用いて肥料設計をしなければならないので、
その辺の重要性、解説を講義されたのだが、用語からつまずき、ちんぷんかんぷん・・・(泣)
これではイカン! と帰宅前に八文字屋でさらに書籍を購入したのであった・・・(喝)

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今回は1時間強という短い時間(と感じたくらい充実)であったが、非常に良い刺激となったので、
次回は遅刻せずにガッツリと2時間再び有意義な時間を過ごしたいものだ。


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