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稲刈り2012(3) [2012農の作業]

秋晴れが続くゆえに稲刈りも捗り嬉しい悲鳴の毎日。

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ほどほどに倒れるコシヒカリにも助けられている。
例年のように柔らかめの田んぼで、
台風の影響で一気にべっとり倒れて手刈りをせざる得ない部分が多くなる時には涙ものだ。
作業が大変はもちろん、籾の回収=収量が落ちるので。

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この籾コンテナで2台半の量が乾燥機に入る。

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乾燥機への1台の移送時間は約20分というところで、
最も遠い10km離れた田んぼではトラックの往復移動時間も含めると約50分を要する。

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その移送だが、最近の終盤に至りモーター過負荷が発生し、籾が溢れること数回のトラブル。
原因は昇降エレベーターのカップが摩耗してきたことによるらしい。
そのために移送量をおよそ3割程度低減せざるを得なくなってしまい、
時間も30分程度要するようになり歯がゆい。
確か前回の交換は脱サラした3年前だったような気がする=この面積規模で3年が目安か。

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さて、相変わらず稲刈り現場では何かしらトラブルとの付き合いが絶えない。

バックアップの “ 寿 ” 号は揺動部分のシールのゴムが劣化して穴が開き、
籾をボロボロとただ捨てて走ってしまったり・・・(泣)
チェーンが緩んできて稲わらを詰まらしたり・・・(号泣)

また、相変わらず、こんなワイルドな場面を演出してくれるし・・・

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タンクに大量の籾が入っていたら、間違い無く横転していたかも (怒)

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とにかく! さまざまに気が抜けない日々も続く。

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10/16現在、稲刈りはいよいよ残り約1haとなった。
その田んぼは自宅近くなので、余裕の、のんびりムードが漂っている (^_^)v

・・・と、油断するとさらに何かがあるのがマーフィーの法則だったりする。

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車両運搬・移動のヒヤリハット≒事故で喝! [2012仕事・作業]

現在主流のグレンタンク式コンバイン。

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オーガ=籾排出パイプ部は車両右側へ約200°旋回し、
もちろん上下も可能なので位置の自在性が高い。
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トラック等でコンバイン運搬時には、このように定位置にあるのが、当たり前なのであるが・・・。

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さて、この運搬、オーガ位置について聞いた笑い話が今日のネタ。

それはトラクターへ台車を連結しコンバインを載せたが、
オーガを右側へ旋回させたまま走り出してしまったらしい! (なぜだ!? なんで!?)
(次写真のように右側へ回し籾排出するように、このままの状態で運搬を始め道路を・・・!)

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そして想像通り電柱へ激突させてしまい、
幸いに電柱は無事であったが、オーガは曲がり、タンクも破損したとのこと。
(次写真はその時の運搬イメージ=こんな感じでオーガは右旋回のまま爆走、激突! )

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それにしても、自分の機械のみの破損でまったく幸いだ。
もし電柱、電線、電話線などを切断すれば、停電、電話不通など、
多くの人たちに多大な迷惑をかけることになり、場合によっては損害賠償騒ぎも有り得る。
また他人の家屋や施設などへの激突も容易に想像されるので恐ろしい。
さらに位置的に可能性が低いが、人間自体へ激突させたら・・・(-_-)

同様な車両移動でもう一つ。
先日WCS作業の手伝いで、2号にダンプトラックを運転を任せたが、
なぜかダンプを上げたまま道路をしばらく走ってしまったとのこと!
幸いにも後続車のパッシングにより気付いて、急ぎ収めて事なきを得たが・・・。

誰かがダンプを上げたまま移動してしまい小屋等へ激突した!
という話は過去にも数回聞いたことがある=誰でも一度は経験することなのか?

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「人のふり見て 我がふり直せ」 とは亡くなった祖母がよく語っていた言葉だが、
私も決して有り得ないことでは無いので、このようなヒヤリハット≒事故で注意喚起だ。

指差呼称ならば・・・ ホームポジション ヨシ! だな (^^)v

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自分の生活は・・・ [-2020本(思想・啓蒙)]

このような場では政治と宗教を語らぬがポリシーだが、
自分の生活は政治が決めているのだから、
いい歳の大人として自分なりの意見を持つなどは当たり前と思うので、たまには (^^)。

そこで私は先に自民党総裁となった安倍晋三に期待したい。
いろいろある自民党だが、現政権の民主党が酷すぎるので交替を望むのであれば、
現実的には靄感のある自民党であったが、安倍晋三が率いるのならば話は別だ。
  → 衆議院議員 安倍晋三 公式サイト

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約束の日 安倍晋三試論

約束の日 安倍晋三試論

  • 作者: 小川 榮太郎
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/09/03
  • メディア: 単行本


本書の出版を知り、2週間ほど前にネットで注文しようとしたら、
大手以下どこもかしこも、面白いように売り切れや入荷待ちで手に入らない!
この見事さに、これは安倍晋三への例の嫌がらせや、果断な姿勢に恐怖する勢力等が、
圧力をかけて入手困難にしているのではないか?
・・・などと変に勘ぐりたくなり、なればなおさらに入手したくなるは人の性と云うもの。

そこでAmazonで中古品が入手可能らしいが、
新品1575円に対し、なんと最安品で1530円+250円送料で計1780円と約200円も高い。
しかし、たかが200円、今すぐ読めるそのスピードに価値があるので、即座にポチッ!とな。
(こんな買物は人生初のことだ!)

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先の首相時代の知らなかった裏話や現在の民主党政権までの政治の流れ等が、
うまく整理されており判りやすく、興奮し一気に読み終えた・・・なるほど、ヨシ 判った!(かも)

また、ネットで面白い動画が公開されていたので参照あれ。
本書の内容もふんだんに盛り込まれている、ウソ動画だが中身はまともだ。


同様にネットで盛り上がっていた画像が、タイトル「道を誤った民主党」らしい。

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近いうちに総選挙があれば、現実的にたぶん確実に自民党へ政権が戻るだろうから、
第2次安倍内閣誕生の可能性は高い。
ゆえに興味のある方は一読あれ。

自分の生活はおろか、子、孫の代にも佳き国であってほしいを望むのだ。
まずは自分もマスコミ=商業主義集団の報道に騙されないようにしなくては!
あと、政権奪取前に威勢の良かった民主党の現実で懲りたように、
例の維新ウンタラなども学習機能を発揮して温かく見守らなくては!

・・・この「農家日記」の農業も政治に大きく左右されるので、たまに語ってみた m(_ _)m

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秋の香り・・・日暮れ位置 [-2013近況]

最近はいよいよ夕暮れが早く、16時半過ぎには太陽が経塚山に隠れる。
現在の日暮れ位置は山頂向かって左だが、8月のクソ暑い時期には右(次写真↓位置)だった。

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若いときは気にしないし気付かなかったなぁ・・・(-_-) d
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親子 de 牽引物語 2012秋 [2012仕事・作業]

その日も2台体制で稲刈り中であったが、
父親の操るクボタ4条機が、田んぼの真ん中で走行ベルトが切れて動けなくなってしまった!

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そこで私のヤンマー4条機にて、ドロドロ田んぼより作業のし易い場所までロープで牽引した。
誘導しやすいようにクボタ側のロープを2カ所、1カ所と掛け分ける。
結びはキング・オブ・ノットもやい結びのみ!

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さてベルト交換だが、
隙間があと5mmほどあれば父親でも何とかここでも掛けられるのだが不可能だ。

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そこで機械屋さんに出張していただくが、それでも不可能とのこと。
実はこのタイプのクボタ4条機は、この設計ミスで悪名高いらしく、
多く出回っている機種ゆえに機械屋泣かせとのこと・・・実務に疎い人が描いた図なのか恨めしい。

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結局ここでは何ともならないので、
農機センターへ持って行き、バリカン部を外して交換作業することになった。
そのためにはウインチトラックへ載せるために農道まで、さらに技を駆使して牽引した。

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入院すれば、周囲も忙しい時期ゆえに1週間は掛かろうか・・・。

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ではバックアップ機のオンボロ寿号に今年もガンバってもらうか・・・(^_^)v

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150万円で購入した5条中古機はいつまでも大活躍だ。
我が家で最もコストパフォーマンスが優れている侮れないヤツ・・・世露死苦!

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稲刈り2012(2) [2012農の作業]

2haの作付けと、15haの作付けでは同じ感覚で仕事はできない。
それは、通常稲刈りは雨が降ったら御法度、稲が湿っていても敬遠すべきだが、
山間地で15ha作付けしていれば、そうそう教科書どおりに進まないことが日常茶飯事だ。

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その日は、午前は雨模様であったが徐々にあがり、我が家周囲での稲の状態はOK=勝負!
と約9km離れた田んぼへ向かうと、稲は雨でダラダラと濡れている。
このように山間地ゆえに天気状況が転々と異なるので作業判断が難しいだ。

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ここまで来たらやるしかない!
と籾の収率と藁くずなどの詰まりに注意しながらノロノロとコンバインを操る。
藁くずなどの排出状況を確認すると、籾の排出=収率は特に問題は無いようだ。
最近のコンバインの高性能化の恩恵を実感する。

何とか乾燥機でも処理できる最低量を確保できたので安堵して、
夕暮れ迫る中、ふと緊張感が欠けた最後の最後にヤッてしまった・・・(-_- # )

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ちょっと速く走ってしまい、「2番」が詰まってしまった・・・(>_<)
翌早朝から取り除き作業だ。

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複雑な回転歯構造ゆえに、
速く走る=多く処理のために入り込むと、湿った藁くず等が詰まりやすい。

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この素直な掃除口からは容易には詰まりを取り除けないが、
反対側をフルオープンすると何とか手が届き、取り除きができる。

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最新の機械の何が良いかというと、このようにメンテナンスのために、
出来るだけ多くの部分が開口し易い、それも工具フリーで、という点が非常に助かる。

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当日は好天のようなので安心して、気持ち好く稲刈りへ出動できる。

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北部街道へ向かう米坂線の踏切待ちでは、
むやみに長い警笛に待ち飽きて、ついパチリとやってしまう、この余裕。

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毎日勝負で嬉しい日が続く (^_-)v

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yumeoさんと再開 [-2020イベント(一般)]

その天童市の所用では飯豊町のお友達のyumeoさんに会い、
農業と4人の子育てついてアレコレと語り合い、あっという間の時間を過ごさせていただいた。


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そしてキュウリ農家ゆえに、しっかりとお土産までいただき恐縮しまくり <(_ _)>
さっそく好物のポテトサラダに大量投入して、軽~く呑みながらこの記事作成している次第 (^_^)v

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農業については話が尽きず、
政治が安定しないゆえに振り回される先行き不安の中、明るい展望を抱けるわけなどない。
「明るい成長産業」、「誰でも就農できる」云々など外野評論家の脳天気さはさておき、
我々が生き残りで泳ぎ切るにはどうするか等々を実務者同士で意見交換することは貴重だ。

「生き残りで泳ぎ切る」・・・まずは水泳教室にでも通うか。
そんで・・・トライアスロン挑戦だな!
・・・違うか (*^_^*)

まずはyumeoさん、またお目にかかりましょうぞ!

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休日でも『現代農業』 [-2020本(農業)]

昨日は天童市へ所用=農作業は休日であったが、
立ち寄った書店では、やはり完全に頭から忘却されないゆえか買ってしまうのだ。

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現代農業 2012年 11月号 [雑誌]

現代農業 2012年 11月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 2012/10/05
  • メディア: 雑誌




現代農業増刊 農家が教える ラクラク草刈り・草取り術 2012年 10月号 [雑誌]

現代農業増刊 農家が教える ラクラク草刈り・草取り術 2012年 10月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: 雑誌


全国中の篤農家が、私はこんなことを実施している、或いは工夫をしている、
という記事スタンスだが、今回は特に水田除草機について関心しまくりであった。
各位の創意と工夫=オリジナルな発想、実践には刺激を受けるかも (^^)

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籾摺り2012(1) [2012農の作業]

今年からは “ うす挽き ” あらため、一般的な “ 籾摺り ” といたしませう。
やっていることは昨年と全く同じなのでこちらを参照くだされ。

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だいたい毎日80俵目標なので、朝と夜に2時間ずつ40俵=80袋の処理がノルマだ。
疲れてくるというよりも飽きてくる、という感じだ。

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さて毎回終盤に籾山を崩すべく上る小屋2階の籾戸へは・・・

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小屋内の本来の階段が乾燥機の大型化に伴い撤去されたので、
増築した車庫の隙間から梯子を登って行き来するが、現在はただの脚立だったりする。

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しかも十分な高さ不足なのでかなり危険=ロッククライミングの3点支持を意識して恐る恐ると・・・
その時のイメージはこんな感じだ・・・

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・・・ということで毎日、ファイトー!いっぱーつ! (-_-)v

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農家コミック・エッセイ『百姓貴族』 [-2020本(農業)]

九十九匠会長がお薦めの、
先に紹介した『銀の匙 Silver Spoon 』の作者の農家コミック・エッセイだ。

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百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)

百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)

  • 作者: 荒川 弘
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2009/12/11
  • メディア: コミック


特に我が家も和牛経営なれば、共感する部分、勉強になる話満載で刺激になるかも。
また、私もブログでは、このような一般には知られていない世界を面白く書いてみたい、
伝えられたら、と常々より思っているのだが、そこは能力の無さが恨めしい (-_- # )
(そもそもプロと比較すること自体が間違いではあるが・・・)

『銀の匙 Silver Spoon 』といい、農家のレアな世界を、
手軽なマンガで世間へ伝える作者は今後もガンバってほしいものだ。


しかし、私が一瞬でプッ!と吹き出したのは歴史ネタのココだったりしてね (^o^)~♪

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本書に登場する逞しき「とーちゃん」の武勇伝に乾杯!
短い間に3回読み返しちゃったぜ (^_^)v

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